38昔遊びの会議
「いえいえ、当社はそのアイディアから竹馬、ゴム飛び、べーごまを調べ作成中です」
「ちょっと立場をわきまえて欲しい物ですな、あなたたちの筆頭株主はこの街ですよ」
「おっしゃる通りですが、プロを雇って街の番組は流れています。わたしたちにもプライドがあります」
この会議のメンバーはケーブルTV側はプロデューサー、この店の番記者。
店側はこの街腹話術協会会長、大工の吉田さん、旧光学会社の技術畑の山本さんと自称隣の元中華料理店の大将の姐さん自称、腹話術人形天津ちゃんことあくびちゃん。
あくびちゃんは昨日のピアノの発表会で姐さんの膝の上に乗り、姉さんがこの人形を購入のちピアノ教室に通いあたかも天津ちゃんが演奏してる様にステージを盛り上げ特別賞を受賞した。
もうこれは腹話術師の域に入ってる。
隙あらば「天津ちゃんテレビ出たいよね」で天津はうなずくしぐさをする。
光学会社の技術畑の山本さんがポケットから糸巻きタンクを取り出してテーブルの上にのせた。
「あなたたちはコレをご存知ですか」
会議慣れしている山本さんは、彼らに心理戦で挑んだケーブルTVスタッフはプロデューサーはじめ「???」だった。
「コレは糸巻きタンクって言うんですよ。昔は糸巻きは木工でそのの端の両側を歯車のような溝を切り2本の割り箸、輪ゴム。戦車のように動くでしょ」
ケーブル側は
「ほんとだ」
と感嘆し
山本さんは
「ハハハハ」
と高笑いした。
それから大工の吉田さんは3秒で竹をノコで切断してみせた。
会長が一言
「お分かりですか?あんた達にはこの企画を私等に渡しなさい街を愛する、街で消費するわたしたちに・・あんたらの様な税金垂れ流しの会社に任せる事は出来ません」
プロデューサーはボールペンを曲芸の如く指先で回しながら
「いい加減にしろ!あんたらがこの街の財政を食いつぶしているんだ、梅田に行けないのは電車賃がいるからこの街の老人パスでただ乗り、隣のモールは人が多いからここにいるんでしょ」
プロデューサーは、鼻を膨らました。
「参りましたね〜あなたの言ったことシルバーに対するハラスメントですね」
プロデューサーはハッとした
「すみません」
会長はポケットからコンパクトテープレコーダーを取り出し、よしだ、山本、姐さんはスマホの録音機能アプリを表示して会長はケーブルTV側に怒鳴りつけた
「日本古来からの詫び方があるでしょ。両膝をついて、両手をついて、頭を床に・・さぁおやんなさい」
プロデューサーはためらったが
「早よセンカ!このこわっぱが!」
テレビで見たセリフだ。




