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29真司と牛乳のふた


 学校から帰ると真司が部屋に上がり込んでいた。

お袋に聞くと


 「遊びに来たのであなたの部屋に上がってもらった」


 慌てて二番目の引き出しを開けた。セーフ!この引き出しは僕が大人になる為の引き出しで、開けてなにも触ってない様子を確認のち、悟られぬよう鍵を閉めた。


 中身は真司に見せれるものはなく、同級生の女子からソバカスメリーのセーターが欲しいと屋上で話しかけられ、三千円で使い古しのパンツを買って欲しいと恥ずかしながら頼まれたので購入。


 引き出しの中は2枚計六千円。

 

 この女は性悪でコンドームを10倍の値段で僕とか友達にバラ売りにして小銭を稼ぎ、学校のマドンナの写真を一枚百円で販売。又、このカモ学生の生徒名簿を同級生、三年の先輩に売ってたので、僕はよく声をかけられた。


 その中でも傑作は「3年の私の恥ずかしい写真」を一枚千円で購入。


 封筒の中は成績表の合成コピー、内容は1と2の評価で三年に進級出来るはずがない。


 購入した生徒は恥ずかしくて、学校に訴えることもなく、泣き寝入り。


 真司に何の遊びが学校で流行っているかと尋ねると


「牛乳のふたかな」


 答えると私の自慢の小坊の大量のコレクションの牛乳のふたを見せると、七年の時代の流れは恐ろしいものでその時に現存しない蓋ばかり。


 ビニール袋一杯に詰めても30分の1も減ってない。


 一通りのふたの遊び方を教そわった真司は学校で少し人気者になった。


 10日ほど続けさまにフタをもらいにくるので事情を聞くと


「みんなに配ってる」答えた。


人気者になりたいんだと感じたが、フタのかけをした。ちょっと本気で勝負したので1000枚につき、おもちゃ一つ、冗談で言ったつもりが3000枚で三体のミクロマンを持ってきた。


変身サイボーグとか30ほどのオモチャを巻き上げてから良心の呵責に苛まれ


「返すと言えば」


「巻き返す」と答える。


 



 しょうがないのであらかじめ家を聞いていたのでオモチャを全部持って彼の家にお邪魔した。

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