24結婚式にご招待
ケーブルTVから連絡があり担当者との打ち合わせはバイト先の喫茶店にした。
ケーブルTVも色々なライバルの電波が雨霰と降ってきて売上は芳しくなく、新しい企画を摸索中で先日腹話術人形でかなり評判が上がったので腹話術人形の番組で良い企画を検討中で此方からも名案があれば協力して欲しい内容。
腹話術人形が欲しがる世代は定年後の方が多く虚無な心を埋めてほしい願望があるらしい まさしく僕以上の年の方に人気がある。
老人ホームなどのあらゆる施設、警察、消防のイベントなどですが、これならケーブルTVの企画にはインパクトに欠ける。
福ちゃん尋ねて来た。
「オジサン、僕の欲しいものは 見たことない分厚いステーキ、見たことないケーキ、食べたことないメロン、スープ、伊勢エビ、すなわちズバリ!結婚披露宴でしょ」
「結婚式に行ったことないのか?」
「オジサン、呼ばれたいな 結婚式、即ち福ちゃんを通して、若い世代が関心を持たなければカラオケ番組とか現状から脱却出来る。即ち結婚から子供が生まれる、ゆえに税収が増える。コレをTVで流すのではなく、企画を販売するのよ、ハッキリ言って、ホテルがやってることと同じなんだけど電波を駆使してリモート参加あり、プロの画像で差別化を図る」
「それ、福ちゃんが披露宴の食事食べたいだけでしょ」
「この企画が当たれば毎日フルコースの洋食にありつける。、だから僕だけのSDGs」
福ちゃんのプレゼンはケーブルTVと合致でリハーサルが行われた。
場所はケーブルTVの筆頭株主30階建ての市役所の最上階。腹話術人形代表の福ちゃんが祝辞を述べる。
「○○さん○○君、ご両家、ご来賓の皆様おめでとうございます。・・・・・・・・結婚生活も持続可能な開発目標いわゆる一つのSDGs。
コレ余談ですけど○○君は9歳までオネショをしてました」
「福ちゃんそれを言ったらダメ」
「アラアララ・・じゃまたねー」
リハーサルに市長も見学。市長のハゲ頭を触ってもオトガメナシ。
ケーブルTVの1日一組限定結婚式は市の補助金も手伝い安価で市長車センチュリーでケーブルTVのクルーと市内一周が人気を呼びケーブルTVの人気商品になった。
しかしながら豪華な同じ料理に飽きた福ちゃんは
「辞めたい」
と、僕に漏らし
先方も受理した。




