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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

殺し屋部活動

作者: ゼロザム=ルーゴ(勝俣 零司)

注意→この作品はテスト用作品です。慣れていないところはあると思いますが、大目に見てくだされば幸いです。

以上、作者 ゼロザム=ルーゴからでした。それでは本編どうぞ。

市立刻ノ月学園(トキノツキガクエン)高等学校の校舎、時刻は夜。

本来そこには、その時間帯には誰もいないはずの場所に二つの人影があった。誰も使われていない教室に…

??「おー、久しぶりの依頼だな!来なくて廃部になりそうで怖かったよ!」

武器を整えている前髪で両眼を隠したパーカー青年の殺し屋部 副部長 雨埜 宗一(アマノ ソウイチ)

??「依頼来ないって言うよりは、面倒くさくてあんまやらんかっただけなんだよなぁ…」

言い分を口にしながら、愛用する砂鉄グローブを両手に装着した白髪に青眼の殺し屋部 部長 光野 恭哉(ヒカリノ キョウヤ)

恭哉「…さて、依頼の始まりだ。」

右手のグローブを引っ張りながら、そう言い放つ。


この世界にはまるで犯罪というモノは元々存在しないのでは無いかと呼ばれている町がある。

峡馬街(キョウマガイ)、それがその町の名前。

銃刀法違反以前に殺人を犯しても逮捕されない、事件の多さや犯罪者の凶暴さ等を理由にその町を担当する警察が悪戦苦闘しているからだ。

その結果、警察以前に政府は倫理観が欠如した街(キョウマガイ)を、その町に住む正常者達を見捨てた。

それをきっかけに峡馬街の刻ノ月学園高等学校に、殺し屋部を設立した。正常者達に救済を与える為に…


殺し屋を設立してから数週間の時が経つ。

場所は殺し屋部の部室。

恭哉「…あー、暇だ。設立したのは良いけど、殺し屋部(ここ)に来るヤツらが一人もいねェ……」

机に足をかけながら椅子に座っている恭哉。彼の意識は上の空だ。

宗一「まぁ…来る確率は低いだろうね♪」

殺し用の武器(コレクション)を丁寧に手入れしている宗一。その様子は楽しそうであった。

すると、恭哉は宗一に眼を向ける。

恭哉「…んでだよ。」

そして、訊く。

宗一「単純明快。警察や政府が見捨てる程の狂った世界だ。設立はしても、警察や政府(それら)と同等或いはそれ以上の信用を得ないとね。それに犯罪者が多い街だからね、依頼出す人がもしかしたら何処かで殺されたりするからね。」

訊かれた宗一は自身の意見を述べる。

恭哉「…なんて言うけどな、依頼来なかったら信用は掴める事なんざ無理だろうよ。」

恭哉は面倒くさそうな表情を浮かべながら、頭を搔く。

宗一「…一つ気になったけど、恭哉はどうして殺し屋部(ここ)を創設したの?」

宗一は恭哉に理由を訊く。

何を言おう、恭哉は殺し屋部を創設した人でもある。

宗一はただ自身で購入した武器を何かに使えれば良いと思い、入部した。

恭哉については、特にその理由についてはまだ知られていない。

恭哉「いきなりだな…そうだね……」

恭哉は先程のだらけきった様子とは真逆の凍てつくような真剣な表情を浮かべる。

それと同時に彼の脳裏に両親を殺人鬼に殺されたという過去の出来事がフラッシュバックする。

恭哉「…ま、ご想像に任せるわ」

恭哉は瞳を閉じてそう言う。

宗一「なんじゃそれ…まぁ、そうさせてもらうよ。」

宗一は困惑しながらも、訊いてはいけないと察したのか、そう返す。

そんなやりとりをしている中、部室の扉からノック音が二回鳴った。すると、扉が開き、そこから顧問の八神 誠弥(ヤガ ノブヤ)が現れた。

八神「おーい、お前ら」

八神は恭哉と宗一に語りかけた。

恭哉「なんだ?」

恭哉は八神に眼を向ける。宗一は首を向け、傾げる。

八神「お前らに初依頼が来たぞ」

八神が要件を話す。

恭哉「マジで!?」

恭哉はそれに驚愕するも、嬉しそうな表情を浮かべる。

宗一「なんでちょっと喜んでるんだよ」

そんな様子を宗一はツッコミを入れる。

八神「…依頼人を呼んで来る。お前らは茶でも用意してろ」

八神は二人にそう告げると、依頼人を呼ぶ為にその場から去った。


それからしばらくすると、依頼人である中年女性が部室に来て、恭哉と宗一を前にして椅子に座っていた。その斜め後ろには八神が腕を組んで立っていた。

辺りは静寂に包まれていた。

恭哉「んじゃ、何しにここへ来たのかを教えてくれないか?」

そんな中を切り裂くように恭哉は女性に要件を訊いた。

すると、憎悪と憤怒によって作られた真剣な表情を浮かべた女性の口が開く。

女性「…娘を殺したあの屑の集団を独りも残らずに殺してください」

放たれた言葉は静かに…だが、その中に秘められた怨念と憎悪、憤怒と言った強い復讐の思いがあった。

女性「…父を事故で亡くし、女手一つで娘をただ懸命に育てました。」

女性は震える自身の拳をもう一方の手で覆うように抑えた。そして、話を続けた。

女性「娘は健気でとても優しかったです…そんな娘はある日、帰らなくなりました。それからしばらくして、娘は無惨に殺されていました…複数の打撲傷や犯された跡がありました…この情報を私は色んな人から得てきました。警察と政府は峡馬町(ココ)を見捨てました……今私が頼れるのはアナタ達殺し屋部しかいません…!」

女性は歯を食いしばりながら、眼から涙を流した。

女性「お願いします!あの屑共を殺してください!!娘を無惨に殺した集団紫月(シゲツ)をぶっ壊してください!!」

女性は抑えていたモノを解き放ち、恭哉達に深深と頭を下げた。

それを聞いていた恭哉と宗一と八神。

すると、八神は恭哉達に場所や構成員など紫月について記載された情報資料を渡した。

それをまず手にした恭哉は一通り眼を通した。

恭哉「…わかった。そんじゃあ、婆さん」

宗一「うわっ…失礼」

恭哉が女性に了承すると、語りかけた。

宗一は心に思った事をそのまま口にした。

恭哉「アンタは娘の為にも生きろ。そして、この街から離れろ。」

恭哉は女性にそう約束をさせた。

恭哉「…この街は狂っている。そして、止まらない。俺はアンタの娘じゃないからわからないが、恐らくアンタの娘は死ぬ事は願っちゃあいない。長生きして欲しいと思う。」

恭哉は約束の理由を述べる。

恭哉「安心しろ。紫月は殺すし、潰す。こちらから資金も、支援もする。だから、アンタは娘の為にも夫の為にも生きろ。良いな?」

女性「…わかりました。殺してくれるなら何だってします。」

女性は恭哉の提案を、約束を守る事を決めた。


そして、時は夜。今に戻る。

紫月のアジトである廃墟と化したボーリング場を前に恭哉と宗一は立っていた。

宗一「さて、どうする?もうやっちゃう?壊しちゃう?」

宗一はマシンガンを構える。

恭哉「もう依頼の内容は聞いただろ?」

恭哉は両手の砂鉄グローブの拳を衝突させる。

恭哉「ぶっ殺すし!ぶっ壊す!」

恭哉は狂気的な笑みを浮かべる。

宗一「OK。んじゃ、やりますか!」

それを聞いた宗一も笑みを浮かべ、マシンガンでアジトの入口の扉を撃ちまくる。そして、そのままアジトの中に入っていく。その後を恭哉が追うように走る。

マシンガンで一掃したからなのか、一階にいた紫月の連中は殺されていた。

宗一「さーて、ここの建物は三階建て…という事は他にも屑共はめっちゃいるって推測する。そんで大将は三階にいそうな気がする」

そう言いながら宗一は弾切れとなったマシンガンをその場で捨て、スナイパーライフルを装備する。

恭哉「んじゃ、俺が大将を潰す。お前は他の雑魚を蹴散らす。それで良いか?」

恭哉が建物の中心にある螺旋状の階段に眼を向ける。

宗一「良いよ♪」

宗一は笑顔で答える。

恭哉「そうか…んじゃ、頼んだぜ!」

恭哉は三階へと駆け上がる。

「!侵入者だ!!」

「撃て!撃てェ!!!」

他の連中がそれに気付き、銃を構えるその刹那、他の構成員がいた二階の地面が爆発し、崩壊した。

「うわああああああ!?」

「何がどうなって…!!」

そいつらは一階に落ち、地面に落下した。ほとんどの人間は落下の衝撃で骨折し、動けなくなっていた。

宗一(さて、これで屑全員は動けないか…)

宗一は建物に侵入した扉を背にし、スナイパーライフルを構えながら座っていた。

宗一「…ま、一人除くけど」

宗一の眼には黒のオールバックに銀の眼の容姿をし、がナイフと銃を両手に所持しながら直立している様子が映っていた。

宗一「…タフだね。いや、上手く着地したのかな?何処かの殺し屋っぽさそうだけど」

宗一は男の事を考察していた。

男「…この黒崎 迅(クロサキ ジン)の事を話したところで何になる?」

黒崎と名乗った男が首を傾げながら、宗一に問いかけた。

宗一「別に…答えないなら勝手に作るし」

宗一はスナイパーライフルをその場に置き、二つのガンブレードへと持ち替える。

黒崎「…武器マニアかなんかか?種類が豊富だな」

心の中で思った事を口にする黒崎。

宗一「そうだね〜。てか、君の場合は素手……」

宗一は黒崎の外見を観察しながら現状認識した事を口にするが、一度それを止める。

宗一「いや、手足に何か仕込んでいるね。鋼鉄の何かが…」

宗一は黒崎に向けて弾丸を撃つ。だが、黒崎は右側の前腕を前に出す。

すると、弾丸は前腕に当たると同時に潰れた。

宗一「…成程ね。鋼鉄の何かがあるというのは確定した。」

宗一は凍てつくような眼でそう確信する。

宗一「形からして、甲冑かな…闘う相手間違えたかな?」

考察した宗一は首を傾げた。

黒崎「後悔か…だが、もう遅い。悔いたところで過去は変えられない!」

黒崎は宗一に突っ込んでいく。


場面は移り変わる。恭哉は三階まで登った。

そこには数人の部下に囲まれた中折帽を被った紫月のボス 紫月 大貴(シゲツ ダイキ)がいた。

恭哉「いたいた。紫月の大将 大貴さーん。今から死を贈ろうと思いまーす。」

恭哉は上げた手を振りながら、軽そうにそう大貴に告げる。

大貴「あぁ?何もんだ?テメェ…お前ら!恭哉(コイツ)を殺っちまえ!!」

大貴を囲んでいた部下全員が恭哉に襲いかかる。

恭哉「部下か…大した事無さそうだな」

その刹那、恭哉はその部下全員を拳による打撃連打で一発ずつぶち込んだ。砂鉄グローブによって、普段の拳より威力は倍となり、骨すらも砕くようになっていた。

恭哉「…さて、残りはアンタだけだ。大貴!」

恭哉の殺気とその言葉に大貴は畏れた。

大貴「!…神谷!!恭哉(コイツ)を殺せ!!」

大貴は大きな声でそう命令を下した。

??「依頼主から離れろ…殺し屋」

突如、恭哉の背後から凍てつくような鋭い声が聞こえた。それだけでは無く、声と似た殺気が放たれていた。

恭哉はすぐさまそれを感じ取り、振り返る。

恭哉「…おいおい、なんでお前が野郎に雇われているんだよ。」

恭哉が眼にしたのは、黒がかった銀髪に赤眼の容姿に、刀身の長い銃剣を手にしている男 神谷 聖哭(カミヤ セナ)。殺し屋の中で有名な人だ。

神谷「…大貴(その野郎)からの依頼だ。ただ遂行するのみ」

恭哉の苦言に対して、神谷は平然としながら理由を述べる。

恭哉「…面白くない理由だな。わかってんのか?大貴は娘の命を奪った正真正銘の屑野郎だ。」

恭哉は大貴に向けて指しながら、そう異論を唱える。

神谷「単純だ。依頼を受けた。それだけだ。」

神谷はまたそう述べる。

恭哉「うわっ…気持ち悪い程つまんねぇな。可哀想なヤツ。」

恭哉は神谷の人物像に嫌悪する。

神谷は依頼主に対する忠誠心が高く、生真面目である。

実力はトップに入る程であり、かなりのモノではあるが、性格が原因で悪人に利用される。しかも、それを疑問に思わない。それが恭哉にとって、恭哉が嫌悪する理由である。

神谷「可哀想?何処をどう見てそう思う?私は何も思わん。」

神谷は瞳を閉じながら、そう口にする。

恭哉はそんな言葉に歯ぎしりする。

恭哉「俺からしたら可哀想だ…そんなお前に俺は嫌悪する。」

怒る恭哉が神谷を睨みつける。

恭哉「当たり前を疑えずに、ただ従うだけの奴隷を見てると吐き気がする。お前みたいなヤツがいるから屑が死なない。屑がいるから苦しむ人がいる。」

恭哉は先程フラッシュバックした両親が殺害されたあの日の事を思い出した。その殺人鬼…神谷 聖哭によって両親は殺された。その日以来、恭哉は神谷を強く恨んでいた。

恭哉が殺し屋部を建てた理由として、警察の代わりとして役割を果たす事もあるが、神谷に対する復讐というのも上げられる。

恭哉「…今、お前を知ってわかった。地獄に叩き落としてやる……!!」

恭哉は神谷に強い怒りを混ぜた殺気を放つ。

神谷「…依頼主 大貴を守護し、光野 恭哉を殺す!」

神谷は恭哉とは対称に凍てつくような殺気を放つ。


黒崎と宗一の殺し合いへと場面は移り変わる。

黒崎の鋼鉄の拳による攻撃を避ける宗一は相手の武器を観察していた。

宗一(近距離戦か…相性最悪で僕が有利。だが、油断はまだ出来ないな。)

宗一は隙を伺い、ガンブレードを振りかざす。

だが、黒崎は鋼鉄の拳で攻撃を防ぐ。

宗一「!」

宗一は隙をついて、もう一つのガンブレードを使って刺す。

それと同時に黒崎も鋼鉄の拳を宗一に向かって放つ。

宗一「…何するかってのはもうわかってるんだよ。」

宗一はガンブレードの引き金を引き、弾丸を放つ。

それは黒崎の拳よりも先に当たる。

黒崎「…当てる場所が悪かったな」

だが、腹に仕込んでいた鋼鉄によって弾丸は防がれた。

黒崎の拳は宗一の腹に当たり、その拳の中に隠された”毒針”が刺さる。

宗一「ぐはッ!!」

宗一が吐血する。

黒崎「…当たったか……」

黒崎は拳に付属した毒針を引き抜こうとする。しかし…

黒崎「…む」

黒崎は何かに気が付いた。

引き抜けない?その違和感が黒崎を襲い、それは直ぐに理解した。

宗一「…ヘッ……ハズレだよ!」

宗一は笑みを浮かべながら、刺した刃を斬り裂く。

そこから血飛沫が舞い、黒崎は倒れる。

倒れた事を確認した宗一は刺された部位の衣服を引き脱ぎ、ポケットから解毒剤を取り出す。服の下には防弾チョッキが仕込まれていた。

宗一「言ったよね?何するかってのはもうわかってるって…」

仕込んだ防弾チョッキ、解毒剤等と言ったモノを宗一は予め用意していた。予知したという訳では無く、想定という形で行っていた。

毒針を仕込んでいたのを知ったのは、宗一が一発目に放った弾丸が衝突した時に理解した。ガントレットにしては少し出っ張る程の厚みがあり、弾丸を防ぐのにあまり反動が無かった事を理由に何かあると理解した。

宗一「恭哉…申し訳無いけど、少し休ませて貰うよ。毒があるかもしれないからね」

宗一はその場に座り込み、解毒剤を口に含む。


神谷が射つ多数の弾丸が恭哉を襲う。

恭哉はそれらを動体視力と抜群な運動神経だけで避ける。

恭哉「流石はトップだな。シンプルにイラつくなァ!」

賞賛の声を掛けるが、内心イラつく恭哉。

神谷「殺しに感情は不要…」

神谷は弾丸を一発放ち、銃剣を振るう。

恭哉は伏せて避けると、神谷に突っ込む。

恭哉「感情捨てたら人じゃねぇよ!」

恭哉が神谷に拳を振るう。

だが、神谷は銃剣を素早く振るう。

恭哉は砂鉄グローブを装着した拳で神谷の刃を防ぐ。

神谷「……」

神谷は瞬時に退き、銃剣を振り回す。そして、恭哉に目掛けて突きを繰り出す。

それを恭哉は左手で握り抑える。

恭哉「…相性最悪だな。砂鉄グローブは防刃グローブとも呼ばれてるんだよ!」

恭哉は神谷の銃剣の刃を砕く。撃とうとしたが、その隙も無く銃身を叩き壊す。

神谷「!」(…こいつ、強い!)

神谷はすぐさまバックステップで恭哉から離れる。

神谷「防刃か…ならば」

神谷は地面に転がっていたロケットランチャーと三節棍を手にする。

神谷「刃以外の武器(チカラ)を使わせてもらう。」

神谷は三節棍を肩にかけ、ロケットランチャーを構えて撃った。

恭哉「成程なァ!」

恭哉はロケットランチャーの弾丸を両手で捕らえ、抑えた。

その隙を伺い、三節棍を手にした神谷は恭哉に向かって襲いかかる。

神谷「ここでくたばるが良い…かつて少年だった者よ」

恭哉の脇腹に向けて三節棍を振るう。その後に顔面を狙おうと考え、その用意をしようとしていた。だが…

恭哉「くたばるか…神谷(テメェ)大貴(アイツ)を殺らねぇ限り、まだ!死にたくも無いな!!」

恭哉は抑えていた弾丸を脇腹に襲いかかる三節棍の一つ目の棍棒に向けて放つ。

神谷「!正気か!?」

恭哉「正気だァ?…政府も警察も見捨てたこの犯罪だらけの世界に常識も普通も正気も…何もかもねぇんだよ!!」

恭哉は瞬時に後ろに退き、神谷から離れる。

一つ目の棍棒が弾丸に当たる。

その衝撃により、弾丸は爆発する。

爆破による煙は三階を辺り一面覆う。

大貴「な、なんだ!?何も見えない!」

紫月のボス 大貴も当然、巻き込まれる。煙で目の前が見えず、混乱していた。そんな時だった。

大貴「!!」

大貴の脳天に弾丸がぶち込まれる。

宗一「…凄い派手だね。殺し屋らしく無いや。」

大貴を撃ったのは宗一だった。その証拠として、手にしていたスナイパーライフルの銃口から煙が上がっていた。

宗一は横になっていた恭哉を担ぎ、この場を去った。


こうして、紫月のボス 紫月 大貴の殺害は完了した。

神谷に対する復讐も終えた。

その功績が称えられたのか、殺し屋部は峡馬街にとって警察という立ち位置になった。

依頼主の女性は峡馬街から別の街へと引っ越した。一人孤独で暮らす事になるとは思うが、幸せに生きようと努力していた。その一歩を歩もうとしていた。

恭哉は負傷していたが、闇医者による治療で完全に回復した。


宗一「恭哉!また新しい依頼だって!」

宗一は依頼の資料を手に、部長である恭哉にそう告げる。

恭哉「あいよ!」

砂鉄グローブを両手に装着し、宗一の元へと歩む。

この物語はここで途切れるが、殺し屋部は今も尚、活動を続ける。

如何でしたか?初めて小説家になろうというサイトで執筆し、投稿してみました。

初めてという事もあり、何書くかと不安になった私はリクエストを出しました。そこでアマラウトさんの部活ものを採用しました。

何にするか悩みましたが、少しずらして殺し屋というモノと組み合わせてみました。それもあってか戦闘っぽくなってしまったかもしれません。申し訳無いです。

それはさておいて、執筆していく過程で、様々な機能があり、個人的にとても楽しかったです。心で理解してきました。いつか連載小説でもやってみようと考えています。

Pixiv、YouTube、Twitterで活動しております。そちらの方でも是非、触れてみてください。

それでは皆様、ご愛読ありがとうございました!

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