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紅と蒼の魔法使い【改訂版】  作者: 春夜 零桜
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第一章 1話 ~春の夜の紅い月~

ギリギリセーフの1話投稿!


誰か読んでくれないかなぁ…

誰か読んでくれたら嬉しいなぁ…


こんな駄作読んでくれる人いないかなぁ…



俺は紅月(こうげつ) 春夜(はるや)

楠鄯(なんぜん)高校に通う2年生だ

俺の家庭は父親と母親と俺だった…

今、俺は一人暮らしで仕送りはたまにしかないからお金が足りなくてバイトをかけ持ちして生活している


「春夜くーん、三番テーブルにドリア運んでー」


「はい!今、運びまーす!!」


おっと…そんな説明してる場合じゃなかった!

集中しねーと失敗したら申し訳ねぇからな

んじゃ…三番テーブルに座標を指定して人に接触してしまわない様に自動回避を設定して移動するっと…これなら安全だな


「じゃあ行きますよー!《指定移動(ムーヴ・スペスファイ)》」


俺がそう唱えるとドリアを乗せた皿は三番テーブルの注文した客の前に人を避けながら移動し置かれた。その瞬間、一斉に拍手喝采がおきた。


「はぁ…何で皆さんいつも俺がコレを使うと盛り上がるんですか?」


全く…甚だ疑問である……

俺にとってはこれが当たり前なのに周りはいつも賞賛する。正直に言えば俺はそれがとても煩わしい…


「そりゃあ、ボク達にとっては春夜くんのその《能力(アビリス)》はめったにお目にかかれないし、そのうえ君はそれなりに容姿も整っている。それを感激、賞賛せずには居られないよ」


俺が大したことないと言うたびに店長たちは口を揃えて同じことを言う、俺にとってはただの(かせ)なのに…


「…分かりました、とりあえず定時なので帰ります。」


「はい、気を付けて帰るんだよ」


そんなこと分かってるよ…

もうなんかいろいろ面倒くせぇなぁ…

さて、今夜(・・)標的(ターゲット)はどんな奴なんだろうな…楽しみだ……。



♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢



「あーあ、今日の【狂獣(デスビートル)】も手応えなかったなぁ…つまんねー」


何でこうも見つかんねーんだよ

さすがにもう十年も探してんだぞ?

いい加減見つかんねーかなぁ…たまには出てきてくんねーかな【狂帝(ハンデス)】とか【狂闇(キリングドール)】とか…まぁどっちにしろ俺の敵じゃねーんだけどさぁ…


「あーっもうめんどくせェ!帰ろ…」



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



「ただいまー…まぁ人いねぇし…言わなくてもいいか」


今日は狂獣(デスビートル)も弱かったしいろいろ面倒だなぁ…


「?何だ…」


血の匂いがする?

何でだ、誰か怪我してんのか?でも何で俺の家にいんだよ…ここのセキュリティはある意味完璧だし普通なら既に追い出されたあとのはずなのになんで人の気配がするんだ…?


「とりあえず、人の気配がする部屋に行くか」


少し…いや、かなり嫌な予感がするからな……

というか気配がするところ俺の部屋だ



☆☆☆☆☆☆☆☆☆




「見つけた…のはいいけどさぁ……」


幾ら何でもこんな傷は普通負わないだろ……


「とりあえずは回復させねーとな、話も聞きてぇし…」


俺の部屋で見つけたのは傷だらけの少年だった

少年と言っても俺と年は変わらないみたいだけど

さて、ちゃんと寝かせたし失血多量で死なれたら後味が悪ぃからな…生きてくれよ?


「春の夜に光る紅月(あかつき)よ…我が名は紅月(こうげつ) 春夜(はるや)、紅い月の名を冠する者」


この傷だと全詠唱の方が治りが早いし確実に治るからな…さて最終詠唱(ラストスパート)だ!


「彼の者の傷を癒し、闇を(はら)え…《完全回復(クオレ・グリーネ)》」


詠唱が終わった瞬間、オレンジやエメラルドの光が少年に吸い込まれ少年の傷を癒した


「これでひとまずは安心だな…さて次はこいつが起きた時に楽に食べられるものを作っておくか」


そして俺はお粥を作る為に台所に行った

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