結婚? 結構です
遅くなってすいません。
これからはもう少し早く投稿できるように頑張ります。
「は?」
頬を赤らめ、両手で顔を隠すイヴの仕草とあ・な・た、キャ! という反応から夫という意味でのあなただろう。
俺はいつの間にイヴと婚姻関係を結んだんだ?
「新婚旅行はどこに行く? やっぱりデーリ? でもあそこ遠いよねー、子供は二人まででいいよね?」
笑顔で未来のことを話してる、俺は魔王を倒すって忘れたのか? それとも忘れさせようとしているのか? 嬉しいお誘いだが俺は魔王を倒すことに決めている。さっさと出口を聞いて倒しに行こう。
「俺はお前とは結婚してない、早く出口を教えてくれ」
「なんでなん」
「一応魔王を倒すことが勇者の役目みたいだし、それに勇者のことをよく思ってないやつに勇者はやるときはやると、教えたいからな」
「………普通の人間ならここで殺すけどあんさんは勇者だから殺すのはやめる出口はあっち」
イヴの口調が変わった、さっきまで勇者様だったのがあんさん、勇者、に変わっている、それにどことなく残念そうである。
イヴが指をさしたのは強そうなおじさん狐が守ってる穴だった。
「また俺に落ちろと」
俺が吐き捨てるとイヴが力なく答えてくれた。
「あれに乗れば魔法で地に飛ばしてくれる」
人の一人飛ばすほどの魔法か、俺ですら突風を起こせるかどうかなのに。
俺は駆け足で穴に走った。穴には直径1mぐらいの魔方陣が書いてあった。
その魔方陣は所々霞んでおり、本当に機能するのか心配であった。
「ちょっと待ってください」
俺は偶然所人品にあったメモ帳にこの国の文字が日本語でありますようにと願いながら、俺はメモ帳に書いていき、そのページを破り誰も気づかないように魔方陣の隅っこに落とした。
「もういいです、お願いします」
魔方陣の上に立つと魔方陣がかがやき始め、風が俺の体を浮かせ、元の大地へと戻してくれた。とてつもない浮遊感に襲われてた俺は地面についた後、もの凄い嘔吐感にしばらく地べたに這いつくばっていた。
「もう少し安全面に気をつけたらどうなんだ」
回復した俺は愚痴を垂れながら俺は町を目指した。
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ここまでかなり歩いているが、中々出口が見えない。
さっきの狐族に聞いとけばよかった。
後悔している、まさかこんなに遠いとは思わなかった。
だが、カウンセラーの先生にサバイバルの一から一万という本の内容を完全に覚えるという宿題のおかげで大体の野宿の仕方を知っている。
俺はそこら辺の木材を集めて簡易的なハンモックを作った。
火は魔法で出せるから猛獣よけと明かりはこれでいい。
動物はさばけないから木の実で腹を膨らませなければならない。
これ以上無駄な体力を消耗しないために少し早いが今日はここで寝ることにするか。
「襲われませんようにっと」
俺は火を消してハンモックで寝た。
自作ハンモックは中々丈夫で壊れる心配なく寝れた。
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「ふぁー」
よく寝れた。
周りを見てもモンスターが襲った形跡はなく、天気雨が降っていた。
「狐の嫁入りかよ」
俺は寝起きの重たい体を起こして関節を回す。
首を回していると焚火の後にトリカブトのような植物が隠れているのが見えた。
危ないと思い掘り返していると、俺が知っているだけでも十五種類の毒草が埋まっていた。
「スズラン、ドクニンジン、トウゴマ。どれもめっちゃ危険な植物じゃん」
だが幸いなことに空のポケットがあるので武器としてポケットに何本か持っておこう。どうやって使うかは歩きながら考えよう。
「でもそのまま入れるのは嫌だから、そこら辺の葉っぱでくるむか」
毒草をくるみ終わったら次の町に出るために出発しよう。
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「キャーーーー!」
ハンモックを壊して、出発しようと立ち上がると同時にイヴの声に似た悲鳴が聞こえた。ここで助ければ勇者の株も少しは上がるだろう。
狐族だったら状況を見て無視するか……決めるか……
覚えたての魔法で追い風を作り悲鳴の聞こえた方向まで向かう。
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「はぁ、はぁ、ふー」
悲鳴の聞こえた方向に行くとイヴが怖顔したおっさんの狐族がに囲まれていた。
正直、見て見ぬふりをしようと思ったが襲われているのが少女だとどうしても見て見ぬふりができない。これがロリコンか……
「おーい、お前たち、やめろー」
いくら無視できない性分でもさすがに怖いから隠れながらでしか声をかけられない、イヴからみたらとても情けないであろう。
「おい見ろよ」
「へっぽこ勇者だぜ」
「だせえやつだぜ」
「ほらこっちにこいよ!」
おっさんたちは俺を煽りながら風の魔法を放ってきた、風の魔法については習得していたので魔法発動の前兆があったので回避は間に合ったが肩にかすめてしまった。
「勇者ぁ、傷はどんなだ」
「こっちに来て見ればいいだろ」
「いや結構」
っち、俺ここからの流れ知らねぇぞ。
早くここから魔法を捨てて? かかって来いよ。
「どうした俺が怖いのか? 魔法なんか捨てて? かかって来い」
「手負いの勇者ごときが……」
右手に持っていた魔導書らしきものを地面に投げ捨て、こちらに襲い掛かってきた。正直、傷つけられた肩は利き手の肩じゃなかったので片手あれば勝てそうな気がする。
「袋叩きにしちまえ!」
「「「ウォー!」」」
四人のおっさんが四方向から攻めてきた。
ほんの出来心でしゃがんだらおっさん四人とも頭をぶつけて泡を吹いている。
気絶してしまったのか、見た目だけだったな。
「よぉイヴ、また会ったな」
俺は所々ボロボロのイヴに近づいた。
すると太ももにつけていたナイフホルダーからナイフを取り出して俺に向けてきた。
「こっちに来ないでください!」
目に光がともっていない、もしかしてあの男たちがイヴのことを……いやこの続きを考えるのをやめよう。
「イヴゥ、そのナイフを下げないと殴るぞぉ」
イヴがナイフを持っているので中々近づけない。
イヴが魔法を使えるといことを考慮するとこれ以上近づくことはかなり危険である。
「殴れないだろ! 私がナイフを持っているから!」
魔法のことに関して口を出さないということは魔法が使えないのではないだろうか? そうならば一気に近づいて足蹴りでナイフを叩き落とすしかない。
「一か八か出来なければ逃げる」
俺は地面を踏み込んで全力でイヴに近づいた。
思い切り近づいたのが原因でイヴはビビりナイフを落とした。
だが、俺は人間だ、急には止まれない、イヴの鳩尾にタックルをしてしまった。
「ぶっ!」
気絶してしまった。
狐族の隠れ家の場所は興味はなかったから覚えてないし、ここに置いて行っても目を覚ましたおっさんにヤられるだろうし、お持ち帰りしかないのか……。
「おんぶでいいよな? これ以上効率的な運び方知らないし」
俺はとりあえずおっさんをおっさんの肌着で縛り、イヴをおんぶして運ぶことにした。二分ぐらい歩いていると、イヴは起きだして俺の背中で暴れだし、せっかく山の中腹までにきたのに転んでしまいまた振出しからになってしまった。
「死んだかと思った……」
「殺す気かぁ!」
だが、イヴは目に光がともっており会話が可能なのが分かった。
「殺す気なんてないよぉ」
イヴは涙目になりながら腰をぬかした。
目ぇ覚まして、山落ちて、大人に大声で騒がれたらそれは腰はぬけるであろうなぁ……仕方ない、落ち着いたらどうして、ああなっていたのか聞いてみよう。