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彼女と犬

覗き穴

作者: 月光花

若干長いです。そして文章がおかしいですのでご了承ください。

私は一人暮らしで犬を飼っている。

普段は人懐っこくて可愛らしい犬だが正義感が強いらしく知らない人には勇敢に立ち向かっていく、頼りがいのある愛犬だ。

今日は仕事が休みの私はパソコンで通販など様々なサイトを見ていた。

「...まただ。」

最近、常に視線がつきまとっているような気がする。気のせいかもしれない、と考えないようにするがねっとりと絡む視線がどうしても気持ち悪くて無視ができない。一人暮らしという事もあり、より不安に駆られ、ため息をこぼす毎日だった。

すると、愛犬がドアに向かって唸り始める。

「どうした?誰かきた?宅配かな。今日届く物無かったはずだけど。」

予定日よりとても早く到着することになる。

しかし、愛犬は激しく吠え始め私は危険な何かが来ているのだと悟った。

(ピンポ-ン...)

チャイムが鳴る。すぐにコンコンとドアを叩く音がする。

「...宅配便でーす」

もし、本当に宅配だったらと思うと出ない訳にはいかない。でも愛犬が異様に吠えている。いつもの人にはこんなに吠えないのに。

どうしよう、という考えだけがぐるぐると頭の中を駆け巡る。その間にもチャイムは鳴り続け、次第にドアを叩く音が荒くなってくる。

荒くなる音に耐えきれず私は通報した。

(トゥルルル...トゥルルル...ガチャ)

「もしもし、どうなさいました?」

「あの、家の前に不審者らしき人がいるみたいで。」

「すぐに確認に向かわせます。住所とお名前を。」

「・・・・・です。」

「わかりました。すぐに向かわせますので外に出ないようにして下さい。」

「はい。分かりました。」

「今、ドアの前にいるんですか?」

「そうです。ドアを乱暴に叩いているので通報しました。」

「可能であればドアの覗き穴から見てその人の特徴を教えてもらえますか。」

「わかりました。」

私は携帯を耳に当てたまま覗き穴を覗き込む。マスクをして黒い帽子を被った男の人がひたすらにチャイムとドアを連打している。足元に道具箱の様な物も置かれていた。

「黒い帽子を被っている男性でマスクをしています。歳は多分20代後半かと。」

と、バッと男がこっちを見る。まるで会話が聞こえていたような反応で私は思わず後ろに下がる。

(ガンッ!!)

「...えっ」

下がった直後に覗き穴から鋭い針のような物が飛び出していた。

あまりの恐怖に私は座り込んだ。すると丁度目の高さにあるチラシなどを挟む小窓が開いた。目が合うと、

「...すぐに行くから。待ってて。」

誰が待つか。そう思っても恐怖で口が動かない。

「おいお前!何してる!」

やけにハッキリとした声が聞こえ、ハッと我に返った。

ドタバタと乱闘の様な音が聞こえ、足音が増える。

「容疑者、現行犯逮捕!」

「通報者の安全確認行ってこい。」

(ピンポ-ン...)

「すみません、警察のものですが...」

私はすぐにドアを開けた。まだ若そうな青年だった。

「あっ、どうも...。通報者した方ですか?」

「はい...。」

「えっと...色々、大丈夫ですか?」

「おい、色々はないだろ馬鹿。申し訳ありません。お怪我は無いでしょうか?」

先輩らしき人と青年のやり取りが可笑しくてフッと笑うと気が緩んで涙がこぼれた。

この後警察署へ行き経緯を話した。犯人の取り調べなどについても教えて貰った。

「犯人の道具箱の中から貴女の写真や、凶器になりそうな物が入っていました。」

「うわ、写真とか入ってたんですか。覗き穴は?」

「覗き穴に刺さっていたのはアイスピックですね。」

「アイスピック...」

「これで誰かに見られている事も解決ですね。」

「そうですね。ありがとうございました。」

警察署を出る前に青年に呼び止められた。

「あの、先程は失礼な聞き方をして申し訳ありませんでした。」

律儀な子だなと思いながら笑顔で返す。

「いえ、大丈夫です。助けに来てくれただけで私は嬉しかったので。ではこれで。頑張ってくださいね。」

青年と話終わって歩き出すとすぐにねっとりとした視線を感じ私は振り返った。青年は目が合うと笑って手を振った。

最後まで読んでいただきありがとうございました。いつも通り語彙力が無いので分からなかった人もいるのではないでしょうか。そういう時は頑張って理解してくだs

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― 新着の感想 ―
[良い点] アイスピックのくだりが怖かったです。ですが、これはまだ恐怖は終わっていないということですよね? 彼女は異常者を引き寄せる何かがあるのでしょうか。 [一言] 私の解釈が間違ってなければ、の…
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