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第1話:6666日前……大阪府

オレは、夢を見ていた……

今から6666日後……風魔忍者の間で伝説となっている妖怪たちが復活する。

伝説の妖怪たちが封印されたのは、約2000年ほど前になる……


そう約2000年……一般的に忍者の歴史は、

約1300年前の西暦611年に聖徳太子が伊賀国の大伴細人を志能備シノビとしたとされているが、

実際にはそれより1000年も前……つまり今から約2300年前に宇宙から伝えられた力が元になっている。

まあ、オレも見たわけではないし、伝説なんてものはあてにはならないが、それ故に宇宙人の存在を信じる者も多い。


話を戻すが、前に伝説の妖怪たちを封印したのは2000年も前……

前の封印から時間が経っていて、封印自体が弱くなっているのだろう。

その妖怪たちの復活により大魔王も力をつけてしまい……

大魔王に人類も対抗するが、妖怪復活から8ヶ月後に悪魔の力や忍者の力を取り込むと、地球自体と一体化した。



そんな夢を観ながら、強い衝撃とともに目を覚ました。

どうやら、通天閣から堕ちたらしい。

通天閣の高さは103メートル……避雷針も含めれば108メートル……強化服を参考に独自開発した忍び装束に身を包んでいたとはいえ、頭などはむき出し……よく生きていたものだ……

さて、さすがに衝撃から体が痛い……黒雲を吸いきって晴れたとはいえ、それまでの豪雨のおかげで人通りは少なくおそらく目撃者はいない。

体の回復まで少しだけ、あの夢について整理しておこうか……

夢にしては鮮明でわざわざ明確に後何日後かまで提示されていた。

仮に、あの夢が予知夢だったとして、それを避ける方法があるのか……

予知というものは、変えられる部分と変えられない部分が存在する。

オレは、流れた自分の血を拭き取ると、再び通天閣へと跳び上がった。

心なしか身が軽い……血が抜けたため……いやいや、それほど血が抜ければ、むしろ跳ぶなどできるはずがない。

どういうわけか、いつもよりもよりジャンプ力が増していた。

通天閣の上に登ってはみたが、そこにはもう何も残っていなかった。

あの仮面の男は、既にどこかへ消えてしまったのだろうか……

オレは、数日、ここで見回りを続けることにした。

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