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3:天使からの説明(エクスプラネーション)

その後俺は彼女から説明されてた。


「つまり、あなたはこれから戦場(フィールド)がある異次元に飛ばされ

 他の13人と戦ってもらうんです」


『なるほど、分らん』


いや、分ってるんだが、あえて否定しておく。


つまりはこうだ。


今、自分の体には能力が宿っているらしい。

そのような能力を体に宿らせたもの(俺を含め14人いるらしい)・・・つまり能力者は異次元に飛ばされる。


そして、その次元には戦場(フィールド)があり、そこで14人で戦うということなのか。


・・・あれ?いつのまにか、おれすっげぇリラックスしてる・・・?


『・・・で、何で俺なん?ぶっちゃけ誰でもいいんじゃない?』


「そうです。誰でもなることはあります。だからあなたなんです」


あ、そっかー。誰でもいいんだもんな。


だから俺が選ばれてしょうがない。・・って!


『無作為なのかよ!お前ら自重しろ!』


「・・・ちなみに決めたのは、私たちではありません・・・

 その能力自体が決めているのです」


『・・・じゃあお前らは何のためにいるんだよ』


「私たちはこの戦いの監視です。ちなみに戦い自体には干渉しませんのでご安心を

・・・でもテレパシーで話しかけることはあるかも」


『でもさ。俺そんな戦いとか知らないぜ。どうやってやるんだよ?』


「ご安心を。まず、他の13人もあなたと同じで戦いなどやったことが無い人ばかりです。

 ・・・たぶん」


『たぶんってなんだよ!経験者いる可能性あるのかよ!』


俺の話を無視(シカト)し、天使は話を続ける。


「そして、力を授かった時点で、あなたには戦いが出来る体になっております。

 たとえば、・・・指先に光を出してみてください」


『んな事できるわけ・・・!?』


しかし、頭の中にはそれを可能にする文字列が浮かんでいた。


『・・・【光を(ルーチェ)】』


と自分が言った直後、自分の指先には光が出ていた。


火のように熱いわけでもない。本当に光が指先に出ているのだ。


『・・・!!』


「・・・つまりは頭の中に・・・俗に言う『呪文』がインプットされているわけです

 ちなみにあなたの能力は『光』。もっとも輝かしい能力です」


『ちなみに他の能力にはどんなものが?』


「そうですねぇ・・・『炎』や『水』、『草』などがあります」


そ、そうなのか・・・たくさんあるんだな。


「さて、ここでのおしゃべりはここまでにしましょう」


『ちょ・・・もしかして・・・行くの?』


「もちろん♪さて、『ちょっとまった!ホントに何にもわからねぇぞ?』


「大丈夫です。時々テレパシーで話しますから。~~~~~~~」


天使が何か呪文のような言葉をいうと、部屋の中心には黒い円が広がっていく。


俗にいう魔方陣といわれる奴なのか。


「それでは行ってらっしゃい♪」


ドン!


天使が俺の背中を押し、円の中に俺は入ってしまった。


これから、俺のサバイバルゲームが幕を開けることになった。

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