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2:天からの問い(クエスチョン)
「あなたには、生き抜けますか。この戦いを」
『・・・は?』
俺、播磨 光はいろんな意味で危機的状況に陥っている。
なぜかというと、まず目の前の状況だ。
あの、マンガとかで見る天使的な人が前にいる。
ちなみに今、俺がいるのは自宅、俺の部屋なのだがその天使さんは俺のベットの上に立っている。
ことの始まりは今から30秒前ぐらいのことだ・・・
俺はごく普通の高校生だ。ちょっとだけ体育の成績がいい。
子供のときから運動神経だけはいいなんていわれてたくらいだ。
だけど・・・今となっては勉強もそこそこ出来る。
今日も高校では普通だった。いたって普通の生活。
しかし、家に帰ってきて、俺の部屋に入ったとたん、俺は目を見張った。
「こんにちは。播磨 光くんですね?」
!?
「あ、申し遅れました。私、天使です」
!!??
「あ、別に驚くこと無いんじゃないですか?さて、長話もなんですからさっさと行きましょう!」
!!!???
『・・・どういうことでしょうか?』
それが俺が天使的な奴に放った第一声だった。