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ロボコップ好き老人の家に闇バイトが襲撃したら

プロローグ

東京郊外の高級住宅街。その中でも一際目立つ、巨大な洋館がある。所有者は、在日アメリカ人の老人、ジョン・ベネット。彼は50年代の古い武器や軍需品を集めることが趣味で、特に映画『ロボコップ』の悪役クラレンス・ボディッカーに心酔していた。金と権力に物を言わせて悠々自適な生活を送る一方、どこか危険な狂気を秘めていた。


そんなベネット邸に、ある夜、数人の若者が忍び込む。SNSで流行している「闇バイト」と呼ばれる危険な仕事に手を染めた彼らのターゲットは、ベネットのコレクションだった。しかし彼らが知らないのは、ベネット自身が完全武装し、侵入者を待ち構えているということだった。


第一章:襲撃

夜が深まり、ベネット邸のセキュリティシステムが作動する。警報音は鳴らず、ただ静かに赤いランプが点滅するだけだ。侵入してきた若者たちは全員黒いフードを被り、金目の物を探しながら手早く行動していた。


「早くしろ、見つかったら終わりだぞ!」

リーダー格の男が小声で指示を出す。


しかし、次の瞬間。


「ようこそ、俺の王国へ。」


老人の声が響き渡る。若者たちが振り向くと、暗闇の中からショットガンを抱えたベネットが現れる。その顔には不敵な笑み。


第二章:戦闘開始

ベネットの言葉を合図に、静寂は一瞬で銃声と叫び声に変わる。若者たちは散り散りに逃げ出そうとするが、ベネットは容赦なく追い詰めていく。


傷を負った一人の若者が床に倒れ込む。足を撃たれ、動けない。

「お、おい、助けてくれ!」


ベネットはその若者に歩み寄り、楽しそうに言った。

「お前、飛べるか?」


若者は困惑し、首を振る。


「まあいいさ。」


ベネットは若者を片手で掴み上げ、玄関先でドアを突き破り逃げていく車両に向かってそのまま投げ飛ばした。若者は車のフロントガラスに激突し、そのまま絶命した。


「やれやれ、よく飛んだな。」


第三章:ロボコップごっこ

残る若者たちは、必死に抵抗しようとするが、ベネットは一人一人を追い詰め、まるでクラレンス・ボディッカーを再現するかのように冷酷に始末していく。


リーダー格の若者が隠れていたが、ベネットに見つかる。

「ほら、出てこいよ、楽しませてくれ。」


ショットガンを構えたベネットは、彼の体を順番に撃ち抜いていく。

「ネネネネネネ……。」

腕、足、胴体。若者の絶叫が響き渡る。最後に頭を吹き飛ばした後、ベネットは冷たく言い放った。


「お休み、王子様。」


エピローグ:後始末

ベネットが立ち去り、静寂が戻った邸内に、一人の女性が現れる。彼女の名前はアン・ルイス。闇バイトのメンバーの一人だったが、遅れて到着したため惨劇を免れた。


彼女は散乱する死体を見つめ、震える手で拳銃を握り締める。

「なんてこと……。」


目の前の現場は地獄そのものだった。そこに残るのは、老人が刻んだ狂気の爪痕と、洋館の光だけだった。


「この老人……絶対に許さない。」


ルイスの中で復讐の炎が燃え上がる。

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