幼馴染から恋人同士になった二人が、彼女の部屋で繰り広げる熱〜い一夜
「この部屋に呼ぶのも久しぶりだね」
こう言う彼女は、俺の幼馴染だ。
同い年で、物心ついた頃から彼女とはいつも一緒だ。
もちろん家は隣同士だ。
しかも、俺の部屋と彼女の部屋は互いに二階で、窓を開ければ手が届くくらい近くにある。
よく二人で話をしたものだ。
そんなだから、普段は互いの部屋に行くことはない。
もちろん、互いに高校生になって気恥ずかしい、という事もあるからだが。
そんな俺が数年ぶりに彼女の部屋に行ったのは、二人の関係が大きく変わったからだ。
そう、幼馴染から恋人同士へと……
「ずっと……ずっとあなたが好きでした!」
そう顔を赤らめて言う彼女は、とても可愛くて、綺麗だった。
もともと皆に好かれる彼女の恥じらう姿。
それは、俺が今まで見た彼女の中でも、記憶にないほど可愛くて、綺麗で……
そんな彼女に好きと言ってもらえたのは、俺にはとても光栄な事だった。
もちろん、俺の返事はYESだ。
こうして、俺達は恋人同士になった。
俺達は、いろいろな所へ行った。
デートの定番の遊園地や、映画、動物園、etc、etc……
そして今日は付き合い始めて一年目の記念日だ。
そして……今朝の事だ。
「今日、パパとママ、いないから」
そう顔を赤らめて言う彼女は、とても綺麗だった。
告白の日に負けないくらい、いや、それ以上に綺麗だった。
そして、ついに運命の夜が来て、俺は彼女の部屋に入った。
この家には、今俺と彼女二人っきりだ。
彼女は自宅だというのに、かわいい服を着ていた。
そして、顔を赤らめながら。
「えっと……それじゃ、まず、一緒にお風呂入ろっか……小学生以来だね、一緒に入るのって」
そう言って彼女は顔をもっと赤らめた。
「で、でも……その前に…………」
そう言って彼女は目をつむると、唇を突き出してきた。
キスをせがんでいるのだ。
彼女とは、小さい頃、そして、恋人同士になってから、何度もキスしてきた。
それは、今日、そう、特別な日である今日の今この瞬間にふさわしい行為なのかもしれない。
だから、俺は……
目をつむる彼女の顔を右手でグーで殴った。
「!!!」
ガン!
彼女を驚き、声も出せないままが後ろに吹っ飛び、思いっきり窓にぶつかった。
俺は驚いている彼女の首を左手で掴み、そのまま彼女の頭を窓に押し付け、右手で彼女の顔を殴った。
彼女は俺の手を掴んで抵抗しているが、大した問題ではない。
もちろん気絶されるとつまらないので、細心の注意をしながら。
まずは鼻を。
ボキ!
鼻が折れる音がした。
俺の腕に鼻血が付いた。
なんて美しい色なんだろう。
次に歯を。
ゴキ!
歯が折れた。
俺の腕にも痛みが走った。
だが、その痛みが心地いい。
そして、次に右の頬を。
ベキ!
頬骨が折れた。
彼女の顔は変形してしまった。
やはり変形は男のロマンだ。
彼女は悲鳴を上げている。
「どうして」「やめて」「助けて」「許して」……
歯が折れて聞きづらい部分もあるけど、俺には何を言っているのか分かった。
ああ、彼女の声は、いつ聞いても心地いい。
愛の告白もよかったけど、彼女の悲鳴は、そして許しを求める言葉は最高だ。
次に、俺は彼女の全身を余すところなく殴った。
まず、抵抗して俺の左腕をつかんでいる両腕の関節を一本ずつアッパーで折った。
そして、彼女の上半身を余すことなく殴った。
骨が何本も折れたが、俺の調整がうまくいっているおかげで、彼女の意識は保ったままだ。
俺は、彼女をベッドの上に押し倒した。
もちろん、彼女が仰向けになるように倒し、俺は彼女にまたがった。
この体勢にしたのは、きっと彼女もそれを望んでいると思ったからだ。
彼氏として、彼女の希望は叶えてあげたい。
彼氏として、当然の事だ。
もう、さっきまでの彼女の面影はない。
俺によって多くの骨が折れ、体にあざが出来、その目からは涙が、鼻からは鼻血が流れている。
そして、俺を見る目は恐怖で満ちていた。
なんて綺麗なんだろう。
ああ、俺は彼女に会うために生まれてきたのだ。
俺は心からそう思った。
そうして、俺は両方の拳を握り、彼女を殴りつけた。
今まであまり殴っていなかった左半身を中心に、余す所なく。
この熱い一夜は、彼女との二人っきりの夜は、俺に最高の思い出をくれたのだ。
ありがとう。
俺を好きになってくれて、本当にありがとう。
俺は幸せだ。
君を愛せて幸せだ。
ずっと、一緒だからね。
えー、最近いろいろストレス溜まっていたので、こんな話が出来ました。
我ながらイカレテいると思います。
消されても文句言えない内容だと思っております。
続き、あるのかな……
それはそれで嫌な気がする。