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異世界旅行二日目

サクッと行こうサクッと

今日は楽しかった。庭園はとにかく凄い…あれだ!金の無駄遣い!綺麗なんだよ?本当素晴らしいんだけどね……

それから庭園から見たこの建物……お屋敷かって言うくらい広い!!そしてなんと入り口から見たら庭と建物がシンメトリーになっているのよ!……本当無駄だ…お金の!


今日だけで写真数百枚以上は撮ったわ…こんなに毎日撮ってたら最期の方は容量無くなっちゃうね……でも、心配ご無用!ちゃんとPCも外付けもキャリーに入れたから心配ないので、じゃんじゃん撮って小説書いてる友達に見せよう!!


さ、明日は街に出かけます!!案内はサリアさんです!!美女の案内とかハァハァしちゃうわ!サリアさん実は私の7歳下で今17歳なんですよ!もう、可愛い年じゃない!!あ、私の年齢は秘密よ秘密!前に言った気もするけど気のせいだ!

もう、テンション高くて、眠れそうにない……





――――――

とか言いつつも結局すぐ寝られて、今朝はスッキリ!だったんだけどね?



「ちょっ……グフ………も、む…り………」


「まだ行けますよ、リア様!さ、息を吐いて」


「い、、や、も、…」


「さぁ、閉まりましたわ」


こ、コルセット本当に凄まじ……私そこまで太ってないのよ!?たぶん!ウエスト6×にのったことないのに……唯一の自慢これだけなのよ私!!彼氏なんて居たことないから…まぁ、不細工な顔なんだろうな?自分でもそう思うし!でも、告白はされたことあるのよ!これでもね!?

そういえば二十歳過ぎた時、小学生からの友達に「彼氏なんてイラン!私は2次元が恋人!別に彼氏出来ないとからそんなこと言ってるのではない!!」とか言ったら「お前実はレ〇ビアン!?」って返ってきたのは謎だ!!私はノーマルだ!解せぬ……



今日は旅行二日目……朝からお風呂やマッサージ、化粧、コルセットの拷問、拷問、拷問……何この国の人たち……馬鹿でしょ!!と言うか本当誰に見せるのよこれ!私は観光に来たのよ!?なのに何でこんな息苦しい格好しないといけないのよ!!


「さ、出来ましたよ!お綺麗ですね!!」


「ぁ、ありがとう………」


サリアさんのやりきった感満載の顔……それだけでもう私は充分です……

と思いながらすかさず一枚撮らせていただきました…美女の笑顔は心を癒やしますからね?


ノックがして返事をすると入ってきたのは、坊っちゃん……いえ、エル君が入ってきた。


「まぁー………、似合うんじゃないか?」


「え?何その間!衣装に着せられている。とでもと言いたいのが明白じゃない!?分かってるよ?自分の顔のレベルくらい。それにピンクとか言うがらじゃないし?何でこんな色で作ったの!?黒の頭にピンクとかセンスないんじゃない!?ピンクのドレスとか10代でしょう!!?」


「いや、別にそこまで言ってないが……ま、良いドレスだな?後その色は俺じゃない、レオンだ」


「それ、私褒めてないよね?あれか、店員さんが「今日のお洋服素敵ですね?」って言って、全く人を褒めていないあれでしょう?お世辞は結構、って言うか何でレオン君がでてくるの?」


「……拗ねらせてるな、だいぶ…レオンは勉強のお礼だと言っていた」


「これの何処がお礼よ!嫌がらせでしょう??…はぁ、、坊ちゃま……じゃなくてエル君は今日は学校…学園に通うのかな?」


「誰が坊ちゃまだ!?誰「すんません」が!!……はぁ、、…とりあえずリアは俺の客だからな。変な装いで出られては俺の沽券に関わるからな」


「……さいでっか、ま、勉強頑張ってね」


「ではリア様参りましょうか」


「そうね…ではエル君行ってくるね!!」



いざ出陣です!

誰も私なんか見ないし服なんざ誰も気にしない!!それになんと言っても移動は馬車だよ馬車!!写真撮らねば、写真!!ヨーロッパ行ったら馬車的なの乗れるらしいがこれは、観光目的ではなく日常の移動手段として現に使われてるやつ!!良い味出てるわ……お宝写真!!

中は、フカフカってか綿を突っ込んだけですかね?とにかくフカフカです。



―――

窓の外を見ながら気になっていたことを聞いてみることにした。


「ところでサリアさん、様付けやめて頂きたいのですが……」


「それは出来かねます。リア様はエルリック様のお客様ですから」


「いやでもさ……ほら、街でそんな呼び方してたら目立つでしょう?」


「いえ、そんなことは全くありません。それからエルリック様からのご伝言で「リアは俺の客人なんだからあんまり粗相をしないこと。それから外で写真を控えることは絶対だ」とのことです」


………無理ですね?無理に決まってるじゃないですか?観光に行って写真一枚も撮らない馬鹿がいますか?しかもここ私からしたら異世界よ?ありえません。ありえません。


「リア様お約束頂けますか?」


とりあえず笑みを深めておいた。だって……守れませんからね?


「そういえばサリアさん達は私の存在にいつから気が付いてましたか?」


さっさと話を変えて気になることを聞いておくことにした。だって坊っちゃ……エル君は毎回防音魔法かけていたのに……何故?


「そうですね……早い段階から気が付いていたと思います。たまに早くに部屋に入られたと思ったら誰かとの話し声がしてすぐに静かになると他のメイドに聞いたことありますし、何より明かりがついているのに本をめくる音もしないのは変なことでしたからね」


ん?本をめくる音って……壁薄くない!!?


「それにそんな日の次の日はエルリック様のお部屋の中は嗅いだことの無い香りがするとききましたし…もしかしたらと……」


「あ、先に話しておきますが清い関係ですよ?本当に至って清く正しくでしたよ!!?たんなる話し相手でしたし、後臭いはすみません、私が持ち込んだ料理のにおいです」


「何故我々に秘密に……」


「魔力ないのに契約してるなんて無駄じゃない?弱みにもなる事は誰にも言えないしただはけ口が欲しかったんだって言ってたよ?」


「だからといって……」


サリアさんが話している途中だったが着いたみたいなので急いでサリアさんの手を引き外に出ることにした

淑女らしくない行動だととがめられたが知らない。私の興奮は今この街を見て絶頂なんだからね!


石畳に可愛い建物!まるで中世ね、行ったことないけど!!ヨーロッパに!

店もとてもお洒落で看板なんて可愛いのもあって袖に携帯の半分以上隠して写真をっとーーサリアさんの視線が非常に痛い……御免なさい!サリアさん!!!日本人はね昔から写真を撮るの好きなのよ!民族の習性よ!仕方がないのよハート

ぁあ、店内も凄く可愛いのがある!子供も可愛いわ!笑顔で手を振ると照れながら振り替えしてくれて……抱きしめたくなる!ぁあ、最高だよ!もうこの光景が非現実的で最高だわ!!私の部屋から1時間もしない間にヨーロッパ風景とか、凄すぎるわ!!

今日はとりあえず下見ね下見!まだ五日あるし良い店でで買い物をしたいし!

ぱって見たら時計塔があったので路地から時計塔が見えるような位置に行って写真を1枚!

………で今更ながら気が付いた。ここの時計三時間置きの線しか入ってない……つまり、6時9時12時3時しかない。サリアさんに聞くとだいたいの人が9時から働いて夕方の6時までには仕事を終えるのでそれが分かるようになっているらしい。私達と時間の進み具合は一緒のようだけど、細かくはなってないみたい。サリアさんに私達の時計を携帯で見せて説明すると驚いていた。細かいよね?1分でも電車とか遅れたらソワソワする人も居るけど、これだけ大雑把だとそこまで文句は言わないみたい。人と約束するときはこの3時間起きの時間で充分なんだそうです…私達の今の生活には無理ね…


お昼はサリアさんおすすめのお店に連れて行ってもらった。美人さんなのでクールなお店かと思いきや、もうパステルカラーのピンクやブルーの壁紙に白いテーブルとフカフカチェア、ソファ席には可愛らしいぬいぐるみやクッションが飾られていた……

あまりにもの衝撃でサリアさんを3度見してしまった。サリアさんは照れながらサリアさんが一番良い席を予約していると言う席はまぁー………座りたくなかった。でも、サリアさんの声が弾んでいて嫌とは言えなかった。

美人と可愛い物は見てる分には良い、見てる分にはね!!!自分がいると言うことが居たたまれなくて………

料理もデコレーションされた料理で可愛くて…前に座るサリアさんが頬を染めて食べる姿は可愛らしいけど………何かもう…ガリゴリ削られました。


その後お店を見て少し写真を撮って、テンション少し上げていこうと思ったけど、今の自分の格好を思い出し、萎えて疲れて早めにエル君家に帰りました。


エル邸に帰ったらそこは修羅と化していて、もう絶望でしかなかった。

ちなみに2人が座ったのはソファー席は

細めの花瓶には赤や青や黄色の花が飾られテーブルは白 

ソファ白に白いカバーが掛けられ周りには白で刺繍されてとても良い

ソファの上に白いもこもこした動物の可愛い縫いぐるみに、青いリボン

クッションもあって凄くフリフリだけど非常にお洒落

各席にちょっとしたシャンデリア


です!私も座りたくないかな!!



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