異世界旅行1日目
3週間私は教えて貰ったところまでで出来る限りの仕事をした。途中の休みの日に仕立屋さんに測って貰って既製品で良いので安くで!!って言って仕立てをお願いした。
「それでは明日昼頃にこっちに荷物持ってきますね?」
「ああ、きをつけてな」
私は部屋に戻って明日の準備の最終チェックを始めた。
「アメニティーグッズ何あるかわかんないしなぁ…」
とりあえず海外に行く感じかなって思い色々キャリーケースに詰めていった。あと、お菓子も一応持って行こう!!お菓子が恋しくなるかもだし!
とりあえず明日行くときの服は……ロングの方が良いかな?初めて坊っちゃんに会ったときは苦言を申されたし…膝丈スカートでも微妙な顔だったんだよね…文化の違いって大変だ。
ワクワクで寝られないかもー!とか思ってたけど意外とあっさり寝られたので、朝は非常にスッキリしていました。
とりあえずご飯食べて化粧をしてまたキャリーに荷物を詰めお気に入りのパンプスも準備して、余った時間にアニメを見ることにした。だって時間あるし暇なんだもん!
帰ってきたら就活をまた始めないとなぁ…やだな……面倒だしお祈りの手紙がいっぱい来るんだろうな……は!駄目駄目!!これから旅行なんだからテンション上げていかないと!とりあえずアニメだ!!
アニメを見ていたら待ち時間なんてあっという間に過ぎていって、とうとう約束の昼頃になった。昼ご飯から向こうなのでキャリーを引いてパンプスを持って……あ、坊っちゃんに連絡忘れてた
「坊っちゃん、聞こえますか?」
「……なんだ?っともうそんな時間か、もう来て良いぞ?」
「分かりました。今から行きますね」
私はクローゼットから坊っちゃんの所に行った。
「坊っちゃん!!今日から1週間よろしくお願いします!!」
私は元気よく挨拶をした。
「ああ、楽しんで行ってくれ……で、こっちで過ごすのに注意点としてだな、とりあえずまず坊っちゃんをやめようか?」
「え?…じゃぁなんて呼べば良いの?」
「何でもいい」
「なんて適当な…じゃぁ坊っちゃんでも「却下だ」…………じゃぁ、レオン君も呼んでるエルでもいい?」
「ああ」
「ではエル君、これから1週間よろしくお願いします。」
「おう、ではとりあえず部屋に案内しよう、その後は食事にしようか」
「そうだね、もうお腹ペッコペコ!こっちの料理初めて食べるけどどんなのかな」
「そうだなぁ…あ、ラーメンとかないからな」
「流石にそこは求めてないよ。それにこの西洋風な感じから言って中華な料理は似合わないよー」
「何だ、西洋だ中華とは?」
「うーん、方角的な地域とか国の名前?かな?何だろう……?」
「なんだそれは?よく知らん言葉を使うのか、リアは?……あ、ここの部屋を使ってくれ」
意味知らなくても伝わるのよ、私達は!!って心の中で叫んだのは言うまでもない。
そして、扉を開けてビックリ……
何じゃこりゃぁぁぁーーー
「ここは客間だ。1週間自由に使ってくれ、で……この者がリアの周りのことをしてくれる者だ、サリアだ」
「初めましてリア様、サリアと申します」
「は、…初めまして!リアです!1週間よろしくお願いします!!」
部屋は豪華でビックリだしまさか、よく小説とかである付き人!!?メイドさん!!やばい!生メイド!!つか私メイド要らないよ??は、ちょ、笑顔が眩しいです!!!
「す、すみません!!写真お願いします!!!」
私は慌てて携帯を出して携帯を向ける
サリアさんは私を見て少し驚いた顔をしたがまた元の顔に戻った
「お前またか……」
「す、すみません笑顔いただいても良いですか!!?……はい、ありがとうございます」
サリアさん超可愛い!!後ろにポニーテールでくくってるけどたぶんセミロングでブロンドヘアーで………瞳はグレーかな?やばいやばい可愛い…可愛すぎる、笑った顔ステキ!!画面を頬ずりしたい……
「お、おい…お前大丈夫か…?」
「何が?ゼンゼンダイジョウブヨォー」
「何処がだよ…」
坊っちゃん………エル君はため息をついた。
可愛いんだから仕方ないでしょう?可愛いは保護しなければいけないからね!
「と、とりあえず荷物置かせてね?」
「準備が出来るまで外で待っていよう」
「え?何でただキャリー置くだけだしもう良いよ?行こう!」
「………行こうか」
なんだその間はなんだ!?ご飯に目がくれたとでも言いたいのか!!?あたりまえでしょう!!だって、異世界のご飯だよ?楽しみに決まってんじゃん!
「あ、作法とか私知らないんだけど」
「………気にしないから良い、見苦しくなければそれでまぁ…いい」
「アイアイサー」
ダイニングかな?着いたらまぁなんて豪華!!椅子もふかふかです!
そして、すでに席には男性と女性が座っていた。
「私の両親だ」
「は、初めまして、かなた………梨愛・金谷です、1週間ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします」
「初めまして。私はエルリックの父、ヴァンス・ハスーラだ。話はエルリックから聞いている。ゆっくりしていきなさい。それからこれは妻のアリア・ハスーラだ。」
「初めまして、エルリックとルーズベルト様に学問を教えて頂きありがとうございます」
「い、いえいえ、それに私はエル君は契約者様ですし………」
「話はまた後でにしてとりあえずいただこうか」
エルパパが合図をすると料理が運ばれてきた。
料理はとにかく美味しかった……パイから魚の頭とか出てる料理出て来たらどうしようかと思ったけど杞憂に終わった。これは街の料理が楽しみになってきた!!
食後にお茶でもとサロンに誘われたが丁重にお断りさせて頂きます!私はとりあえず庭をみたいの庭を!!いつも夜に来ては月明かりに照らされた庭を見て気になっていたんですから!!あ、夜の庭も見てみたいな!!
エル君に庭に行きたいと伝えると、庭ならサリアさんが案内してくれると言うことだ。エル君は?って聞くとすることがあると言われてしまった。ま、好きに過ごさせて頂きますよ?