見積もれるかーい!
基本的に客から出てくる情報で正しい見積もりとか不可能だから! だから!!
というのはよくある話。
じゃあどうすんのかって、とりあえず赤字にならず、できれば黒字になる、もっと言えばできるだけオイシイ感じの見積もりにせざるを得ない。
なぜかって、客に頼まれる時点で要求されるものと納品時点で要求される品質に天と地ほどの差がある場合がほとんどだから。
話違うやないかーい、と言いたくなることはよくあることですよねというお話。
そもそも他所のプログラマに発注する必要が発生する時点で手が足りてないというのは明らかな訳で。
そうするとどうなるかというと、ちゃんとコーディングできる人が見積もり用の要求仕様出したところで確実に漏れが発生するレベルで時間が足りてないか、そもそもコーディングできない人が出した要求仕様だから情報が漏れ漏れかというのがよくみられます。
というか私が要求仕様出す場合でも「完璧にできたな」と思えたことって一度もないです、正直。
何かしら漏れる。
そして、一定規模のシステムとか作ったり修正したりするとまず間違いなくバグる。
ある意味当然ですよねー、と。
人間の脳で電子機器レベルの二進数演算とか不可能ですし。
そして要求仕様出す段階でも実際に作ってみて操作してみないとわからない場合とかも結構ある訳で。
プロトタイプ作って要相談でー、みたいな形で進めていけるならまあ問題がでるわけもないんですが、そんな環境極々々一部のひとつまみの極一部分という感じですし。
結果的に見積もりか納期が無茶だからプロジェクトって燃えるんですけど、仕事出す側ってそういう事情はあんまり考えてないらしく、とりあえず安くしようとしたりするんですよね。
まあ、場合によってはそもそも人手が足りてなくて燃えるだとか、アップデート案件の場合元のソースが酷すぎて燃えるというパターンがなきにしもあらずですが。
結局いろいろ総合して考えると、多めに金もらっておかないと確実に自分の首絞めることになるという話なんですけどね。