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魔獣を従えし英雄  作者: 神原 優仁
第1章
21/30

決意

最後に多分皆さん忘れてるかも知れないほど久しぶり出るキャラクターが出て来ます。


よければ予想して見てください。

「はあァァッッ!!!」


開幕の一撃は優也の持つ焔剣から始まった。


銀色の魔力を体から吹き出して推進剤のようにしながら勢いを増しながらバジリスクに斬りかかる。


それに対してバジリスクは鱗を体の周囲に浮かべせてから形作り盾の形にする。


そして優也の焔剣と盾がぶつかり合った時には凄まじい音が辺りに響く。


ガキイィィン!!!


「うおォォォ!!!」


それに対して優也は焔剣に宿る"炎帝"の魔力を高ぶらせて雄叫びを上げながら無理矢理切り裂く。


「リユ!」


そして自由落下に身を任して落ちる優也の後ろからリユが姿を現して両手をかざすとその手にリユのブレスが溜まり始める。


「セヤッ!」


リユは勇ましい声を上げながらそのブレスをバジリスクに向けて放つ。


そのブレスは青く透明でしかし秘められた力は計り知れない威力を持つ一撃必殺の技だ。


それをバジリスクはただ傍観してる訳ではなく盾を再び作り防ごうとするがその前に…


「させません!」


ユキはバジリスクの下から"空歩"で盾を弾きそして"氷雪操作"でバジリスクの動きを阻害する。


ゴォォォォォ!!!


そしてバジリスクにリユのブレスが着弾すると凄まじい音を立てながらバジリスクの居たところを土煙が吹き上がる。


「やったか!?」


優也がそんなフラグになるような事を言うとそのフラグは見事に回収される。


「ぐっ!」


煙を裂きながら途轍もなく大きい腕が優也を払う。


それを優也は表面から受けてしまったので焔剣を盾にしながら後ろに身を引き威力をの殺そうとするが一撃の威力は凄まじいもので馬鹿げたステータスを持つ優也でも耐えきれずに吹き飛ばされて壁にぶち当たる。


「けはっ!」


その時内蔵を痛めてしまったのか口から鮮血を吐きながら崩れ落ちる。


その隙をバジリスクは見逃す訳がなく追撃とばかりに鱗を飛ばしてくる。


それを優也は錬成で鉄の壁を作り出して防ぐが壁がもつのもあと少しだろう。


その間に優也は焔剣を杖に立ち上がろうとするが先程の一撃が決まっていたのかふらつきながら立てそうにもない。


「まだ…諦めねぇんだよ」


顔を上げるとリユ達は優也の方に向かおうとしているが鱗により牽制されてしまっている。


壁も一枚を残す限りでその一枚もガガガガッッッと音を立てながら次第に崩れ始めている。


「まだ、諦められない…」


守るべき人を思い浮かべながら足に力を入れて立とうとする。


しかし壁は無情にもその時に崩れ落ちそして鱗は優也に狙いを付け飛んでくる。


(もう、ここで終わりなのか…)


優也が諦めらかけたその時に優也と鱗の大群の間に小さい影が入り込み光の壁を発現してその鱗を防ぐ。


それはかつてこの迷宮に落ちる原因になった日と同じ光景でそしてその小さな影はと言うと。


「千智…?」

「だ、大丈夫…ゆう君?」


そう千智だ。


鱗を防ぐだけでも辛いのか千智は額から汗をにじませながらもしかしニコッと笑顔を作りながら優也の方を振り向く。


「何してんだよ、逃げろ、ここは危ない「私はゆう君を守るって決めたの!」ッ!」


優也は千智に逃げろと言おうとしたがその前に被せながら否定する。


「あの時言ったでしょ?私は…ゆう君を…守るって」


だからと言いながら千智は前を向く。


「私は逃げたくない!」


そしてその気持ちを表すように光の壁は光量を増やしてさらに厚くなる。


しかし鱗の掃射は終わるわけがなく次第に千智の魔力が減り光の壁も厚さを薄くして行く。


その決意を聞いた優也はと言うと。


「千智…ははっ、俺って奴は何を諦めようとしてるんだよ」


自傷を含めた笑い声を上げながら魔力を放出して立ち上がる。


「俺には…守るべき人がいる…」


千智、リユ、ユキ、サキ。


「俺が諦めちゃいけないだろ」


焔剣を掴む手に力を込める。


「まだ体は動く、まだ生きてる、なら死に物狂いでも絶対にあいつらは守る!だからまだ諦めるべきじゃねぇ!」


優也は活を入れるように声を張り上げて傷を負ったところに龍化を施して応急処置をする。


そして決意を確かなものに固める。


それは大事なものを守る、大事なものを守るためならば何でもすると言う新たな確かなる決意。


『その決意、受け取りました』


頭の中にいきなりかつて聞いたことがある凛とした女性の声が響き渡る。


そして次第に優也の視界が白く染まり始める。


「なんだ…!」


その呟きを最後に優也の意識は白い光に誘われて次第に意識が落ちる。












「なんだ…ここ…」


優也が再び目を開けるとそこは白く地面は水のようで身動きをするたびに波紋が広がる何もないところだった。


いや、何もないわけではない。


その中心には純白の絹のような綺麗な髪にそしてまるで作られたかのような顔の美女が立っていた。


その美女はゆっくりと目を開き慈愛の満ちた微笑みを浮かべてそして凛とした声を発する。


「お久しぶりですね、上木優也さん」


優也の名前を読んだその人物はこの世界、セフィラムに優也達を召喚した張本人。


アスフィルその人だった…


神が来ましたw


何故神が来たのかと言うと今言えることは優也はレベルが100と言う事とそしてこの世界は"神に近い"ということだけです。


ほとんど言ってるような気がしますけどこれからどんどん話が進むと思います。


あと前に2、3話で終わりそうとか言いましたけどもう少し長続きしそうです。


これからもこの作品を見て行ってください!


次の投稿も今週中にはやります。


もしかしたらすぐにあげるかもですけどw

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