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魔獣を従えし英雄  作者: 神原 優仁
第1章
17/30

勇者達に差す黒い影

そろそろ勇者サイド書こうと思って書きました〜

焔剣の性能に満足し、肩に焔剣を担ぎながら千智達のところに戻ると何故かリユは残念そうな顔をしながらそこに立っていた。


「ん?どうしたリユ」

「優也よ、少しは残して欲しかったのじゃよ」

「え、それってあの鳥の事か?」

「そうじゃよ、お主も見えていただろうに…あの鳥が食べれるということを…!」


リユがそのような食いしん坊な理由で落ち込んでいたということに優也は苦笑しながらその頭を撫でてやる。


「まあいいじゃないか、これからまだ他にもいるだろうし、それにここから出てからもっと美味しい食べ物もある、それを楽しみにしてようぜ」


そうするとリユは気持ち良さそうに目を閉じながらも少し唸ってから。


「う〜…うむ、許す!」


そう言って笑う。

やはりリユは愛すべき食いしん坊だった。


「さーて、ボスも倒したし、次の階層行くぞー!」

「うん!みんなで力合わせればあっという間だよ!」

「よーし行くぞー、おー!」

「「「「おー!!!」」」」


優也の掛け声に千智達は手を上げて答える。


気合が入ったことで優也達はこれからの階層を張り切って行こうと決める。


そして破格の勢いで攻略して行くのは決まり切っていることだろう…










時間は遡り、優也達が奈落に落ちてから少し経った頃…


夜風に吹かれながら修斗は橋の上で項垂れていた。


「守れなかった…」


そう言って思い出すのはバジリスクに殺められた男子生徒と奈落に落ちていった優也と千智の事である。


この世界に来てから修斗は力を手に入れてかなり活きがっていたことを思い知らされた。


自分のこの力があれば全てを守れる、世界を救えると思っていた矢先三人もの命を失ってしまったのだ、自信をなくしてしまった。


「俺にもっと力があれば…!」


歯をぎりっと噛み締め橋の取っ手に思いっきり拳を叩き付ける。

思いっきり殴ったので取っ手はばぎっと音を立てて折れるが修斗の拳にも血が滲む。


そして一人また項垂れていると後ろからいきなり声をかけられる、。


「力が欲しいかい?」

「っ!誰だ!?」


腰に手をかけ臨戦態勢を取る。


「おお怖い怖い、落ち着きなさいな」


そう言っておちゃらけた感じに手を振っているものは恐らく男だろう。

何故恐らくかというとその者が"黒ローブ"を被っていたからだ。

図体的にと声からしかどのような者かは判断できない。


「お前は誰だ?」

「だから少し落ち着きなさい、私は言っただろう?力が欲しいかと」

「力だと…?」

「そう力、君がこれまでいや、ユリウス大迷宮で守れなかった者もこれから守りたい者も守り切れる力だよ」

「っ!」


修斗は驚愕に息を飲む。

自分が何故項垂れていたのか、力が欲しい理由を当てられたからだ。


「君は今の自分の力に満足してないんでしょ?その力じゃ全てを守りきれない、そのままじゃ誰も守れないと分かったのでしょ?」

「黙れ!」

「君は力を求めている、ならば私がその力を与えてあげるよ」

「何を言っているんだ!」

「そのままの意味だよ、私が君に力を与えると」

「力…だと?」


修斗は臨戦態勢を解きその黒ローブのことを真っ直ぐ見る。


「そう、力だ、私ならば君に守りたいものを守る力を与えることが出来る、そしてその力で平和を築けば何も失わないで済む」

「平和を築くと言っても何をするんだ?」

「それは簡単さ、今人族に攻めてるのは誰だ?君たちが呼ばれた理由はなんだい?」


宣言するように黒ローブはその手を広げて声を上げる。

その言葉に修斗は静かに答える。


「魔人族か?」

「そうだ、魔人族、これを滅ぼせば人族には平和が訪れる、何も失わないで済む」

「だが滅ぼすとまではいかなくてもいいだろ、魔人族も全てが悪いわけではないだろうしな」

「何を言ってるんだい?魔人族は全てが残忍なんだよ?血を求める植えた種族さ」


君は馬鹿なのかい?と言いながら黒ローブは修斗に指を指しながら子供に聞かせるように語り続ける。


「魔人族は残忍な種族、ならば平和のための礎にする為に滅ぼす、そうする為には君には力がいる、だから私が君に力を託す」

「と言ってもどうするんだ?」


修斗がそう問うと黒ローブの姿が一瞬かすみいきなり目の前に現れる。


「こうするのさ」

「な!何を…!ぐっぐあぁぁ!!!」


黒ローブの腕が修斗の胸を貫く。

その黒ローブの手には赤黒い結晶が掴まれておりその赤黒い結晶を修斗の胸に埋め込んだのだ。

すると修斗は突然苦しみだし胸を中心に赤黒い線が現れ始める。


「あっ、あぐっ!お、お前!何をしたぁぁ!!?」

「なーに、私の一部を君に分けてやっただけだ次に起きた時には力が漲ってるはずさその時には君に力が備わってるはずさ」

「うぐっ!お、お前…!」


そう言って修斗は意識を手放す。


そこに残った黒ローブは口元を歪まして可笑しそうに笑う。


「くくっ、人とは力を与えるといえば扱いやすいものだな」


暫くそこに暗いそこの見えないような笑い声が響いていた。


レッツ闇堕ち!


勇者は闇落ちするのが定番だと思います!


次の投稿も今週中にちゃんとあげます!


多分次は、優也サイドかな?


ロボットものも上げたのでそっちも見てくださいな〜

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