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SNS

「お前SNSのアカウント結構持っている割には使わないよな」


「偶に呟いているわよ」


「前回呟いたのいつだよ」


 お兄ちゃんに問われて、ねぇねが携帯を弄り始めました。


 少しして「九日前ね」と返します。


「まあ、何もしないときは数ヶ月だんまりだから頑張っている方じゃないかしら?」


「お前がそう言うなら何も言わんが、確か宣伝の為とか言ってなかったか?」


「宣伝ですか?」


 あたしが尋ねると、ねぇねが頷いて「最初はそうだったわね」と笑います。


 そう言えばねぇねはインターネットに小説を投稿していたはずなので、たぶんその宣伝なのでしょう。


 でも、お兄ちゃんが言っていた通りあまり活動していないのであれば宣伝にはならなさそうです。


「で、何で使わないんだ?」


「んー、結構使う気はあるし、発言も思い浮かんでいるのよ。


 昨日だと『メリークリスマス。12月25日、今日は年賀状の締切日です。出す予定のある人は忘れずに書くようにしましょう』みたいな」


「分かってたが、クリスマスには触れないんだな。


 なんで呟かなかったんだ?」


「何か知り合いに催促しているようにも見えるでしょ? それに、私は年賀状を書いています。えらいだろ。みたいに見えるわ」


「難儀っていうか、お前向いてないな」


「そうなのよ。向いてないのよ」


 お兄ちゃんは何処か納得しているようでした。

でも、小説としてネットに投稿は出来る不思議。

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