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仰る通り

「相手の意見を全部はねのけたい時期ってあるわよね」


「あるわよねもどうも、お前が今その時期じゃないのか?」


「まあ、否定はできないわ」


 恐らくお兄ちゃんは皮肉を言いたかったのでしょう。


 あっさり頷いたねぇねに不満そうな顔をしました。


「で、どうしたんだ?」


「仰る通りと言える人間になりたいと思ってね」


「どんな時でもか?」


「どんな時でもよ」


 ためらいもなくねぇねは返すのですが、何だかねぇねらしくない気がして「ねぇねが悪くないときもですか?」と尋ねてみます。


「まあ、私としては嫌よ? でも、そうしないといけないのが大人らしいわね。


 納得が出来なくても、相手の顔を立てたりとか、話を円滑に進めるためにとか」


「お前が大人らしくってのも違和感だな」


「実際、私としては自分の間違いを認めるって方向でしか使う気はないんだけどね。


 間違いを受け入れないと成長は得られないもの」


「つまり、お前の謎すぎるタイトルセンスに対する反省か」


「私的には満点なのよ」


「平生を装ったりな」


「意味合い的に平生で正しいのよ。私的には」


 そんな風に二、三言い合ったかと思うと、お兄ちゃんが「仰る通り……ねえ」と疑いの目をねぇねに向けます。


 ねぇねはお兄ちゃんをにらみつけて「あんたには使いたくないわ」と言い返していました。

仰る通りです。

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