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読書

 中学校に入学してはじめての年越しまでもう少しになりました。


 生徒が慣れてきたということで、先生も慣れてきたのかたまに頼み事をされます。


 頼み事と言ってもノートやプリントを集めたり配ったりするだけですが。


 今日もプリントを回収してくるように言われたので、月ちゃんのところに向かいます。


 どうやら今日提出のプリントを出し忘れたみたいです。


 教室に入ったところで、本を読んでいる月ちゃんとその月ちゃんで遊んでいる雪ちゃんを見つけました。


「雪ちゃん、何してるの?」


「美月な、本を読んでいるとたまにどうやってもこっちに気がつかないことがあるんだ」


 それは見れば何となくわかります。


 月ちゃんの髪の毛が三編みにされてしまっていますし。


 月ちゃんには悪いですが、プリントは回収しないといけないので、肩を叩いて名前を呼びます。


 しかし、無反応です。


 揺らしてみてもダメ。一寸困ってしまいます。


「桃助、美月に用事なのか?」


「月ちゃんプリントを出し忘れたらしくって」


「そうか」


 雪ちゃんが急に月ちゃんの目を隠しました。月ちゃんが声をあげて驚きます。


 その後無事プリントは受け取ったのですが、驚いた後月ちゃんの第一声で雪ちゃんが怒られていたので何だか申し訳なかったです。

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