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妹と兄、ぷらすあるふぁ  作者: 姫崎しう
いちねんめ
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バレンタイン

 今日はバレンタインデーです。普通は好きな男の子にチョコレートをあげるんだと思うのですが、あたしにはいないので、感謝している人たちにあげることにしています。


 とはいっても、学校にチョコレートを持っていくと怒られてしまうのでお兄ちゃんとねぇねと冬ちゃんと、後は小さいものをこっそり持っていって仲の良い友達に配るくらいでしょうか。


 なんて思っているうちに今日一日が終わり、無事友達には配り終わりました。何人か見つかって没収されていましたが。


「そう言えば冬ちゃんも配ってたよね」


 帰り道ふと冬ちゃんに声をかけます。あたしは貰っていませんが、冬ちゃんから貰ったって人は結構いました。


「そ、そうだね」


 冬ちゃんが驚いたような困った顔でそう返してきたので、あたしはじっと冬ちゃんの目を見ます。


 あたしに見られている冬ちゃんは普段見ることができないほどにおどおどしていて可愛いのですが、結局耐えられなくなったのか冬ちゃんが口を開きました。


「はい……本当は桃の家で渡そうと思ってたんだけど……」


 そう言ってあたしに、箱に入った大きめのチョコレートを押し付けるとそっぽを向いてしまいました。


「ありがとう、あたしも家に帰ったらあげるからね」


 それから家であたしの作ったチョコケーキを見て冬ちゃんとねぇねが驚いていたのはまた別の話です。

 そーいえばバレンタインデーでしたねー

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