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妹と兄、ぷらすあるふぁ  作者: 姫崎しう
いちねんめ
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 今日の授業中の事です。普段あたしは足を前に投げ出すように前に出しているのですが、何となく椅子の下に足を持っていきました。


 その時に後ろの人の足に当たってしまってちょっと気まずい感じになってしまいました。とは言え特に何かあったというわけではないのですが。


「ねぇ、冬ちゃん」


 休み時間になりあたしはふと冬ちゃんに尋ねてみようという気になりました。


「どうしたの?」


「冬ちゃんは授業中足をどうしてる?」


「足?」


 冬ちゃんが不思議そうな顔をして自分の足を見るのでさっき会ったことを説明しようと思ったんですが、言葉にするのが難しくいろいろ考えた挙句実際にして見せることにしました。


 何とかそれで伝わってくれたらしく、冬ちゃんが「ああ」と頷きます。


「わたしはどっちでもないよ」


 そう言っている冬ちゃんの足を見ると確かに膝が九十度に曲がって真っ直ぐ地面に伸びています。それはとても正しい姿勢であることは間違いないのですが、それよりも


「冬ちゃん足細くて長いよね。羨ましいな~」


 そのスタイルの良さに思わずそう言うと、冬ちゃんは少し顔を赤らめて「そんなことないよ」と小さな声で返してきました。

自分は足は椅子の下に引っ込める派です。

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