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妹と兄、ぷらすあるふぁ  作者: 姫崎しう
いちねんめ
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自動販売機

 ねぇねと外を歩いている時のことです。寒いので自動販売機であったかい飲み物を買おうと自動販売機の前までやってきました。


「妹ちゃんは何飲みたい?」


 ねぇねに言われてあたしは自動販売機を見上げます。どうして道に立っている自動販売機は上の方にしか商品が見えないようになっているのでしょうか?


 あたしが必死に見上げているとねぇねがそれに気付いたのか「抱っこしてあげようか」と言われましたが、少し恥ずかしかったので遠慮しておきました。


 それから温かいお茶があったのでそれがいいとねぇねに伝えると、ねぇねは自動販売機に百円玉を入れました。が、すぐに百円玉が返ってきました。


 あたしがあれ? と思っている間にねぇねはもう一度入れましたがやはりすぐに戻ってきます。


 結局五回ほど繰り返したところでねぇねは諦めてあたしに百円玉を渡しました。


「妹ちゃんが入れてみてくれない?」


 そんなあたしがやったところで変わらないと思いながら百円を入れるとすんなり入ってしまいました。


 その後二人分の飲み物は買うことができましたが、ねぇねがとても寂しそうな顔をしていました。

入れる硬貨を変えてみたり、勢いをつけて入れみたり、試行錯誤を繰り返したところで受け付けを拒否されることがあります。


今回はいつになく深い意味などございません。

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