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14 ワタシ、感動してます!はい!

た、たたたた、大変遅くなりました!!


すみませんm(__)m


お久しぶりです!なんとか、なんとか続きです!


ちなみに、お知らせ。


空白の国の番外編を別に作ってます。

よろしければ、そちらも合わせてご覧ください。


わ、わわわわわ!


ちょっと感動ですよ!どうしましょう!!


えー、ワタクシ今、絶賛感動中でございますです。はい!


なにがどうして、こんなにも感動しているかといいますと…。


ディセル兄との鏡電話の後、仕事やる気モード満開の私のところにアルシェイ殿下とレイ君こと、レイランド殿下がそろって現われまして。


ここしばらくは、新しい事業開発やらなにやらの為に他の薬師様たちにアポとったり挨拶回りに出たり、手伝ったり教わったりでバタバタしていたので、王妃様とのお時間以外は忙しく動いていたんです。


だからかなぁ、二人に会うの久しぶりな気がします。…。

ちなみに、ディセル兄とは鏡電話で毎日会ってますが…。



「あれ?どうしたんですか?お二人ともそろって…」

「エヴァー!おめでとう!お城で仕事続けられることになったんでしょう?嬉しいや!…街に出た時にエヴァのお店でお茶する楽しみは減っちゃうけど…」


「こらこら。レイランド。お前なぁ。俺の前で堂々と城からお忍びで抜け出している時の話をするんじゃないよ。」


「あ、やばっ。アル兄様見逃して!」


「まったく。すみません。エヴァさん。来た早々に…」


「へ?いえいえ!良いもの見せていただきました!」



キラッキラ兄弟の微笑ましい日常の1コマ!美形ってイイネ!目の保養だね!

そう思ってにこやかにしていると、お二人とも首をかしげて頭に?マークをくっ付けています。


わ〜〜!同じ行動!

よいですね〜〜!

ここにディセル兄がいて同じ行動してくれていたらもっと最高です!


ととと、妄想はここまでにして…


「ごほん。そ、それで?」

「ああ。エヴァさんの職場に案内しようと思いまして…」


「へ?」


「そうそう。早く行こう!エヴァ!」


「あ、薬師様達のところですよね?一人で大丈夫ですよ〜?あ、迷子になると思ってるんですか?ふっふ。大丈夫です。薬師様たちのところは、もう、迷いません!慣れましたから!」


「…もう、迷いませんって…エヴァ…迷ったんだ…。しかも何回も…」


「ちょ、ちょっとレイランド殿下?!誤解するようなこと言わないで下さい!5回しか迷ってませんから!」

「…5回…」


なんですか。

その可哀想な子を見るような目は。

たったの5回ですよ?私にしちゃ、上出来ですけど何か?

挑むようにレイ君を見ていると、くすくすとアルシェイ殿下が笑っていました。

おお、アルシェイ殿下の笑顔!


「エヴァさん。違いますよ。医療塔ではなく、エヴァさんの薬師堂です。」


「薬師堂?」


「ええ。ハーブ園を作ったときにディセル兄上が管理用に作った小さい小屋みたいなものなんですが…」


「え、でも、それって庭師さんたちの管理用のものですよね?ディセル様はそのうち作らせる…みたいな事言ってましたけど…」


「ええ。でも庭師といっても一人しかいませんし、共同で使う事になったんです。小屋みたいなとものといっても、それなりに広さもありますし管理用の物は

そんなに場所はとらないそうなんです。」


「そうなんですか。でも…あんなに可愛い場所…本当に使っていいんでしょうか…?」


そう、ハーブ園にある小さなお城…小屋にしてはちょっと大きい家はとてもとても可愛らしい創りなんです。


「いいんですよ。ケイン…ああ、ハーブ園管理者のケインももちろんいいと言っていますし、なにより母上と兄上が早くエヴァさんにゆっくり仕事ができる場所をつくってあげたいと言っていましてね。それならば…ということになったんです。薬師たちがいる医療塔とも近いですし、今回エヴァさんのお仕事を手伝うことになった薬師たちも、あそこがいいと言っていましたよ」


「え、手伝っていただける薬師様たち決まったんですか!」


「ええ。もう薬師堂にいると思いますよ。なにしろ、かなり喜んでいましたからね。すごかったんですよ〜。希望数多くて。というか城に常駐する薬師ほとんどが手を上げてましたからね。」


「え、ええ、え?」


「エヴァさん、薬師たちに人気高いんですよ〜。薬草にも詳しいし、驕らない

し、仕事は早いし、可愛いし。薬師だけでなく、エヴァさんが関わった医療塔の魔術師たちも参加したいって言ってましたしねぇ。…実は一番に手を上げたのは薬師長だったり…」


「へ?いやいやいや。」


「いや、本当ですよ?あの時渡りの魔女の愛弟子のエヴァさんが行う新しいジャンルの研究や仕事を是非一緒にやりたいって…止めるのが大変だったんですか

ら。」


あ、ああ。びっくりした。

私が時渡りの魔女の弟子だからですね。

そうですよね。

此処に来て初めて知ったんですが、師匠ってばかなり薬師として優秀だったらしく、有名なんですよね。まあ、それもそうか。大国であるディセル兄が師と仰いだ人ですもんね。

優秀でないわけがない。

まあ、兄弟子が王子である事も知らなかったのですが…。

その師匠の弟子ですもんね。私も一応。

それにしても、薬師長さまかぁ。

この城の薬師長さまはとても優しいおじい様でした。

おひげが長くて、そうそう、なんていうか、薬師というより魔法使いのおじい

ちゃんって感じ。

白い制服ではなくて黒いローブだったら完全に「地球」での魔法使いのイメージまんま!

でも、とっても博識で、凄い方なのです。

薬師長さまと一緒にお仕事・・・。イイデス。最高デス!


まあ、そんなワガママは言いませんけど。

でも、一緒に働きたいと言ってもらえたことはとても嬉しい。

あとで、お礼言わなくちゃ!


「そうそう。すごかったよね。兄上。結局は、薬師長とディセル兄上と第7魔術師団の団長が相談して決めたんだって。阿鼻叫喚だったよね。発表のとき。」


「すごい倍率だったからな…」


「うふふふふ。そうでしたわね。あの光景は最高でしたわ。さすがエヴァ様ですわ」


「わ!アーちゃん!いつの間に!」


突然のアーちゃんの声にびくりと肩をゆらすと、にんまりと笑ってアーちゃんはこちらを見てきました。


・・・正直、その笑み怖いです。アーちゃん。


「うふふふふ。すごい倍率を勝ち取った者たちはきっとエヴァ様のお役に立ちますわ。役にたたなかったら、後釜を狙う人が大勢いますから安心なさって切って頂いても大丈夫ですわよ。エヴァ様。」


いや、だから、怖いです、アリアスさま。


「…そ、それにしても選んで頂いた、その…第7魔術師団長?とは?第七師団って騎士団ですか?」


「ああ。騎士団とは別に魔術師団が存在します。1〜7の魔術師団がありましてね。第7は主に医療、治療系に特化した魔法使い達が在籍しているんです。騎

士団には赤や青といったやはり7つに分けられていて、大体、魔術師団と騎士団が一団ずつコンビを組んで動くことが多いですかね。」

「へえ、そうなんですね〜。」

「医療塔なんて言われているけど、実のところ、第7魔術師団の塔だしね〜。あそこ。でもまあ、完全に医療塔として使われてるけど。エヴァが通っている塔の人たち皆、いちおー、第7魔術師団の団員だよ?」


「そうだったんですか!」

「さ、皆様お話はその辺にして、薬師堂にいきますわよ?コリンズやサーシャが待ちくたびれていますわよ?」


コリンズさんにサーシャさん?今回手伝ってくださる薬師様のお名前でしょう

か?

わくわくします!


そしてたどり着いた薬師堂は…


「す、素敵です…!!」


今までよりも可愛らしく、より素敵にリメイクされていたのです!

こ、ここが私の新しい職場…!

最高です!!!


ああ、もう、めっちゃ…感動です!!!

そういえば。


結構、なんとなくで書いている部分が多いです。専門知識をお持ちのかたは「?」という部分が多々あるかと思いますが、スルーして頂けると…。


ちなみに、ハーブなどはきちんと参考書類を見てますが、「アバロス」なる毒草など架空の草なども出てきます。お気をつけ下さい。


今さらですけどね!


すみませんm(__)m

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