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2 現実逃避をしようと思います。

遅くなりました。


※3月10日に、編集をミスってしまい文章がダブってしまった部分を直しました。

まだ使い方がわかってなくてすみません(>_<)

指摘ありがとうございます!!

頑張ります!!


えー…。いまだガッチリ腰を抱え込まれ、更に膝の上に座らされているという羞

恥プレイをされているワタクシ。


あー、ほら。純真無垢なレイランド君顔真っ赤にしちゃって目ぇ泳いでるじゃな

いの。可愛いなチクショウ!!

ごほん。隣のアルシェイさんは余りに、爽やかな笑顔でこちらを見ている為、私

が目合わせられません。

ついさっきまで、頑張って頑張って、頑張って!!

この腕から、この膝から逃げようと試みましたがぴくりともしません。


諦めました。ので…


現実逃避をしようと思います。


あはは。


まずまず〜。目の前に座っている目の保養たち。

本当にあのディセル兄と兄弟かって思うほど、優しそうな笑みをたたえた細マッチョの銀髪美青年さん。

アルシェイ・イート・ゴード・ロシュラント。

ロシュラント王国第二王子様。

ロシュラントの第二王子といえば武の神に愛されし王子として有名。

あらゆる戦いで負けたことのない武人でアルシェイさんが居る限り、この国は戦に負けることはないと言われるほどの腕前らしい。

考えることは苦手だといい、政務は兄に任せきりだが、騎士団や近衛隊を統括し無敗の軍団を作り上げている。騎士たちの憧れの的だ。

性格はいたって温厚だが、誰よりも強い。

この国の兵士たちが、平和なのに無敵と言われるのは彼が鍛えているからに他ならない。

ちなみにこの情報源は、お隣に住むアイドルととかの情報収集が趣味なアリス。

アリスに聞けばイケメン情報はなんでも手に入るのではないかと思うくらいしっかりした情報が手に入る。

…ひそかにクノイチとか隠密なのではないかと疑っている私…

(だって本当に情報量がはんぱないんだもの!)


ちなみに、このロシュラント王国の首都リラントで抱かれたい男性第1位。守ってもらいたい男性1位と二冠をもっていらっしゃるそうだ・・・。


その隣に顔を真っ赤にして座っている美少女…いやいや、金髪美少年レイランド君。


アリスリサーチによると…

ロシュラントの末の王子。レイランド・メイル・ゴード・ロシュラント。

その顔立ちは雪の精と称される母親の血を色濃く受け継いでいて、まだ幼さの残る愛らしい顔に、大きくぱっちりとしたエメラルド色の瞳。光の具合によっては銀髪にも見えるみごとな金髪は、後ろで一つに結んであり、キラキラと光をはなつ。15歳の男子としては華奢だが、決して弱くなくむしろ力強さを感じる美少女よりも可憐な美少年。


確かに、確かにレイランド君は可愛い!!

そんじょそこらの女の子より可愛い!

大体さ、私がはじめてレイランド君に会ったときはどう見ても女の子にしか見えなかったし、一緒にいた人たちだって光りすぎて目が痛いほど輝く美貌の持ち主ばかりだったし。

なんていうか、普通な私ってもしかして浮く?

って思っちゃうほど、美人ばっかり!

本当に嫌になるんだけど、レイランド君の美貌はなんというかメロメロになって卑屈な気持ちなんて忘れちゃう感じ?

守って欲しいけど、守ってあげたいって思わせてくれちゃう。

ちなみに弟にしたいランキング1位!(ダントツね!)

私も一票入れました(笑)

もうね、可愛くて可愛くて可愛くて…つい手をさし伸べてしまったという過去があるくらい…


「…確かにレイは可愛いが、お前がそこまで誉めるのは面白くないな…というか何で私が出てこない。お前は私の事だけ考…」

「ぎゃああああああああ!」


私の腰を抱いている後ろのお方が、耳元でつっこんできたけど!

声に出してた?出してないよね!?

なんで考えてること(現実逃避してること)分かるわけ!!

「…逆になんで分からないのかが理解できないが…」

いやあああああああ!


答えてくるし!

って言うか、耳元で、そんな美声で!しゃべらないで!!!


「で、私の事は?」


私の背後で、私の脳内をかってに覗いている方は…。(もう諦めました…)

ディセル・アサルト・ゴード・ロシュラント。

言わずと知れた、このロシュラント王国の皇太子。アルシェイとレイランドの

兄。

知性の泉と称されるその頭脳は計り知れず、父の治世でここまで豊かになったのは皇太子ディセルのおかげと言っても過言ではなかった。

驕ることなく人の意見を聞き、常に一歩先を見つめ誰よりもこの国のことを考えている。

氷の王子とも呼ばれる皇太子は、その名のごとく冷静冷徹、容赦のないお方。

ただ、たまに見せる微笑はそれはそれは美しく、ギャップ萌えで隠れファンが続出しているらしい。

でも…私にとっては、氷の王子なんかではなく…

氷というか…


「というか?」


へ・ん・た・い!王子だ!!

少しは、人物見えてきたでしょうか?


次回は回想編になるかと…。なるといいな(汗)

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