09 赤坂潜入!鋼鉄の純情と消えた法の下の正義
※Geminiに書いてもらいました。
第9話:赤坂潜入!鋼鉄の純情と消えた法の下の正義
1. 聖なる変装
赤坂の雑居ビルの一室。
そこは「プチエンジェル」という、甘い言葉で少女たちを誘い出し、
不純な交際を斡旋する悪の巣窟だった。
「いい? 3号。
今回の任務は潜入捜査よ。
悪の根源、伊藤ジョーイを逃がさないために、まずは懐に飛び込むの」
白鳥ゆかな(1号)が、腹黒い笑みを隠そうともせずにセーラー服を広げた。
隣では黒島ゆみ(2号)が、度の強い丸眼鏡を構えている。
「そうそう!
このセーラー服と眼鏡さえあれば、どんな変態もイチコロなんだから!
ほら、着替えて!」
「……了解しました。
正義のため、そして皆様の幸せを守るために、
私はこの『じぇーけー』という装束を纏います」
3号は生真面目に頷くと、暗い青紫のメタルボディに無理やりセーラー服をねじ込み、
眼鏡を装着した。金属の肌に紺の襟。
そのミスマッチな姿は、どこかシュールでありながら、彼女の健気さを引き立てていた。
2. 鋼鉄の恥じらい
「おっ、今日の子はまた……ちょっと硬質的な美しさがあるね」
事務所の奥で待ち構えていたのは、派手なシャツを着た男、
伊藤ジョーイだった。
彼は3号の姿を見るなり、下品な薄笑いを浮かべて近づいてくる。
「……あの、おじ様。
私は、その、正義を……いえ、お小遣いを求めて参りました」
3号はマニュアル通りに「恥じらい」を演じた。
この世界では、恥じらいこそが神の恩寵を受ける鍵。
彼女の頬のセンサーが熱を持ち、擬似的な赤みを帯びる。
「ははっ、緊張しなくていいよ」
ジョーイの手が、3号のスカートの上からお尻を撫でた。
「ひゃうっ!?
……あ、熱感知センサーに異常な圧力が検知されました!
恥ずかしい……恥ずかしいです!」
「おっ、いい反応だ。
ちょっと固いけど、それもまた興をそそるなぁ」
ジョーイは欲情に目をくらませ、3号をソファに押し倒した。
3. 物理的限界と自滅
「いきなりだと驚いちゃうかな?
でも、おじさんの情熱は止められないんだ」
ジョーイはいたずらっぽく笑い、3号のセーラー服のスカートを捲り上げ、
パンツに手をかけた。
3号は内心で「今です、証拠映像を記録中……」と冷静にシャッターを切っている。
ジョーイは一気に「事」に及ぼうと、手探りで彼女の深淵へと指を突き立てた。
「ぐきっ!?」
鈍い音が室内に響いた。
そこにあるはずの柔らかい質感はない。
代わりにあったのは、冷たく、硬く、一切の隙間がない特注の超合金装甲である。
「あ、痛ぁぁぁっ!
なんだこれ!? 石か!? 鉄板か!?」
「申し訳ありません。
私の機体構造には、そのような『サービス用のアパーチャ(穴)』は
設計されておりません」
3号はスッと起き上がり、丸眼鏡を指で直した。
「現行犯で確保します。
公序良俗に反する行為、および未成年(を装ったアンドロイド)への
わいせつ未遂罪です。すべて記録しました」
「あがが……指が、俺の指が折れたぁぁぁ!」
もだえ苦しむジョーイを、3号は事務的に、
しかし心なしか正義の悦びに満ちた表情で警察へと連行していった。
4. 正義の行方
後日。
エンジェルスライムのアンジェラが、ぷるぷると震えながら報告を持ってきた。
「大変なんだピピ!
あのジョーイ、釈放されちゃったんだピ!」
「ええっ!? なんでよ!」
ゆみが叫び、ゆかなが不機嫌そうに眉をひそめる。
3号は静かに頭を下げた。
「警察の判断によりますと、
『被害者が人間ではなく、戸籍のない精密機械である場合、
強制わいせつ罪の構成要件を満たさない』……とのことです。
器物損壊を主張しようにも、壊れたのは相手の指の方でしたから」
「そんな……!
3号があんなに恥ずかしがって頑張ったのに!」
ゆなかが悔しそうに拳を握る。
この世界は恥じらいと正義を愛する神の加護があるはず。
しかし、法律という名の人間のシステムは、
まだ鋼鉄の乙女の純情に追いついていなかったのだ。
「いいえ、ゆかな様。
私は幸せです。
あの時、ジョーイが苦しんでいる姿を見て、
正義が執行されたと私の回路が判断しましたから」
3号は、どこか誇らしげに眼鏡を拭いた。
法で裁けぬ悪があるなら、
次こそは「シャイニングジャスティス」として、神の鉄槌を下すのみ。
彼女たちの戦いは、まだ始まったばかりである。




