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30 フォンノイマン型をやめるぞJ〇J〇!

※GeminiProに書いてもらいました。





第30話:シャイニングジャスティスと歴史を刻む回路


「俺はフォン・ノイマン型のPCをやめるぞ!

 ジョ〇ォーーーッ!!」


神殿の奥、祭壇よりもモニターの数の方が多い青神遊の自室に、

場違いな叫び声が響き渡った。


集められたシャイニングジャスティスの面々は、それぞれ異なる反応を示した。

白を基調とした清楚な制服に身を包むゆかなは、ふうとため息をつく。

「誰がジョ〇ォですか。

 また遊様が変なことを言い始めましたわね。

 そもそもフォン・ノイマンって誰ですの?」


対照的に黒い服を着た色黒のゆみが、拳を突き上げて反応する。

「よくわかんないけど、ノイマンってヤツが悪いヤツなんだね!?

 よーし、正義の鉄槌を下してやるーっ!」


「ゆみちゃん、違います」

暗い青紫のメタルボディを煌めかせたアンドロイド、

シャイジャス3号が一歩前に出た。

「フォン・ノイマン型アーキテクチャ。

 現代のコンピュータの基本構造のことです。

 それをやめる……つまり、

 まったく新しい概念の誕生の瞬間に立ち会えるということですね。

 私、とっても幸せです!」


『ブォォン! 新しいパーツの予感! 私のエンジンも唸ります!』

赤と黒の乙女型ロボットである4号(普段はトヨタ86)も、

排気音のような鼻息を荒くした。

神の使いであるエンジェルスライムのエンジェラは、

呆れたように「ぷるぷる〜」と揺れている。


「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれた!」

青神は得意げにホワイトボードの前に立った。

「AIに考えさせた新しいPCアーキテクチャだ。

名付けて『究極の専用化PC(History-Accelerated Computer)』!

 まずはこれを見ろ!」


青神がボードに叩きつけたフリップには、

**『計算結果を表にしてハード化(LUT)』**と書かれていた。


「CPUみたいにちまちま計算なんかしない。

 あらゆる計算を『入力→出力』の対応表にして、

 ROMにぶち込むんだ!

 アドレスを引くだけで答えが出る。

 理論上最速の1クロックだ!」


「なるほど……!」ゆみがポンと手を打った。

「つまり、テストの答えを全部丸暗記して挑むみたいな!

 それなら私でも100点取れる!」


「ゆみちゃん、それを世間ではカンニングと言いますのよ」

ゆかなはツッコミを入れつつ、頬に手を当てて少しうつむいた。


「でも……計算の過程をすっ飛ばして、

結果だけをポンと出してしまうなんて。

なんだか裏技を使っているみたいで……ふふっ、

少しズルい気がして、とても恥ずかしいですわ……」

ぽわぁぁん。

ゆかなの白い頬が朱に染まり、モジモジと身をよじる。

その奥ゆかしい恥じらいの姿から、神々しい恩寵の光が漏れ出し、

部屋を神聖な空気で満たした。


「いいぞゆかな、その恥じらい!

 だが俺のアイデアはこれだけじゃない!」

青神はさらに熱弁を振るう。

「**『よく使う処理をハード化』し、

さらに『PCの歴史をハード化』**する!

 x86の命令セットから、WindowsのAPI、

 ブラウザのレンダリングからエクセルの関数まで、

 過去のソフトウェア資産をまるごと全部、回路に焼き込むんだよ!」


「歴史を……焼き込む!?」

ゆみがビクッと肩を揺らした。

「そ、それって……私が中二の時に書いた黒歴史ポエムも、

 回路として一生残されちゃうってコト!?」


「いや、個人データじゃなくてアーキテクチャの話なんだが……」


「いやぁぁぁっ!

 そんなの絶対に見られたくない! 恥ずかしいーっ!」

ピカーーーッ!

ゆみが両手で顔を覆って身悶えした瞬間、

彼女の黒い服から強烈な正義と恥じらいの光がほとばしった。

「過去の過ちを隠したい」という乙女の恥じらいが、

強大な恩寵を引き出したのだ。


「素晴らしい発想です、遊様」

3号が幸せそうに目を細めて分析を始める。

「FPGAの柔軟性、GPUのアクセラレータ思想、CPUの互換性維持……

ソフトウェアの進化をそのまま回路に焼き込むというユニークな方向性。

汎用CPUの10〜100倍高速で、消費電力は10分の1。

ああ、効率的で無駄がない……なんて幸せな設計思想なんでしょう!」


『ブオン!

 専用道路をフルスロットルで走るようなものですね!

 渋滞知らずで悪を追い詰める、まさに正義のアーキテクチャです!』

4号も同意する。


青神は満足げに頷いた。

「そう! これぞ究極の専用化!

 お前たちが変身する際のエネルギー変換プロセスも、

 すべてLUTと歴史回路でハードウェア化する!

  これでもう、変身中の隙はゼロだ!」


「ぷるるんっ!(すごーい!)」


ゆかなは胸の前で手を組み、キリッとした表情を作った。

「計算の無駄を省き、悪を瞬時に断つ。

 そして歴史のすべてを内包する……少し恥ずかしいですが、

 まさに正義の体現。

 シャイニングジャスティスの名にふさわしいですわね」


「よくわかんないけど、

 つまり変身が早くなって強くなるってことだよね!

 やってやろうじゃん!」


遊びと正義の神の子がAIと共に生み出した、

トンデモないハードウェア構想。

ソフトウェアの歴史を刻み込んだその回路は、

彼女たちの「恥じらいと正義漢」をダイレクトに、

かつ1クロックで神の力へと変換する、恐るべきデバイスとなるのだった。




第30_2話:100ギガショックの衝撃と、恥じらいのネーミング


「そして、この『究極の専用化PC(History-Accelerated Computer)』

……いや、新世代神格デバイスのキャッチコピーはこれだ!!」


青神遊が勢いよくホワイトボードを裏返すと、

そこには極太の筆文字で、これ見よがしにこう書かれていた。


『100ギガショック! ネオプレイステーション!!』


「……ひゃく、てら、しょっく?」

ゆみがあんぐりと口を開ける。


「そうだ! かつて『100メガショック』を謳った伝説のゲーム機、

 ネオジ〇への最大限のリスペクト!

 そして遊びの神たる俺が冠するにふさわしい最強のゲーム機の名、

 プレイステーション!

 それに『ネオ(新)』をつけた! どうだ、完璧だろう!!」

青神はドヤ顔で胸を張った。


「すっごーい!

 よくわかんないけど『ギガ』ってメガよりずっと凄いんでしょ!?

 強そう! なんか爆発しそう!」

ゆみは無邪気に目を輝かせている。


一方、シャイジャス3号の青紫のアイカメラが、

カシャカシャと分析音を鳴らした。

「なるほど……。

 全x86命令セットの歴史的回路、Win32 APIのハード化、

 そしてすべての演算結果を網羅した超巨大ルックアップテーブル(LUT)。

 これらを物理的なハードウェアとして格納するには、

 確かに100ギガバイト級の超大容量ROM領域が必須です。

 キャッチコピーの裏付けとなる確かな技術的根拠……

 なんて幸せなスペックなんでしょう」


『ブォォォン! ネオ! 新しいモデルチェンジですね!

 私のターボチャージャーも熱く震えます!』

シャイジャス4号もエンジン音を高らかに鳴らして賛同する。


しかし、ただ一人。

白鳥ゆかなだけは、顔を真っ赤にしてワナワナと震えていた。


「ゆ、遊様……!

 それは……いくらなんでも……っ!」


「ん?

 どうしたゆかな。感動で言葉も出ないか?」


「違いますわ!

 『ネオプレイステーション』って……それ、

 完全に〇ニーさんの商標にタダ乗りしていますわよ!?

 他人の褌で相撲を取るような、

 そんなギリギリのアウトな名前……

 正義の徒として、恥ずかしすぎます!!」


ピカァァァァァァァァッ!!


ゆかなの「コンプライアンス的に恥ずかしい」

という乙女の強烈な羞恥心が、神の恩寵を限界まで引き出した。

彼女の純白の制服から、かつてないほど神々しい正義の光が放たれ、

神殿の部屋全体を真昼のように照らし出す。


エンジェラが「ぷるるるるっ!」

と光のシャワーを浴びて気持ちよさそうに跳ね回った。


「おおっ!

 見ろ、100ギガショックのネーミングだけで、

 ゆかなからこれほどの恩寵が引き出せるとは!

  やはり俺の目に狂いはなかった!」

眩しそうに目を細めながら、青神はガッツポーズをした。


「ち、違いますわーっ!

 早くその看板をしまってくださいませ!

  誰かに見られたら、

  シャイニングジャスティスの品格が疑われますわーっ!」

ゆかなは涙目で抗議しながらも、

その恥じらいの光はますます増していく。


「まあまあ、ゆかなちゃん。

 ギガショックで悪者をドカーンってやっつければ、

 みんな細かい名前なんて気にしないって!」

ゆみはノーテンキに笑いながら、

すでに新しい変身ベルト

(100ギガバイトのLUT回路入り)を腰に当ててポーズをとっていた。


「さあ、お前たち!

 この『100ギガショック! ネオプレイステーション』の処理速度で、

 変身プロセスの遅延レイテンシを極限まで削ぎ落とすぞ!

 新時代のシャイニングジャスティス、テスト起動だ!」


「もうっ……遊様のバカッ!」

神々しい光と爆音の排気音、

そして限界突破の恥じらいが交差する中、

彼女たちの新たな力の解放が始まろうとしていた。


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