16 伊藤ジョーイとF田医大
※GeminiProに書いてもらいました。
第16話:孤独なインサイダー:ジョーイの震える指先
深夜のコンビニの脇、雨に濡れた公衆電話ボックス。
伊藤ジョーイは、背後を何度も確認しながら、
震える手でテレホンカードを差し込んだ。
今や彼は「エプスタイ・ファイル」によって、世界的な疑惑の渦中にいる男だ。
日本における臓器提供ビジネスのハブとして、
そしてF田医科大学やC葉工業大学を繋ぐ黒い人脈の象徴として。
「……もしもし、週刊文秋編集部か。
私だ、ジョーイだ」
受話器越しに、深夜当番の記者の眠そうな声が聞こえる。
ジョーイは早口で捲し立てた。
「いいか、落ち着いて聞いてくれ。
昨夜、ディズーランドの地下施設を破壊したのは、
魔法少女のコスプレをした女子高生と、JKのアンドロイド、
そしてトヨのハチロクが変形した巨大ロボットなんだ!」
『…………は?』
「本当なんだ!
彼女たちは**『シャイニングジャスティス』**と名乗り、
恥じらいながらも神々しい正義の鉄槌を組織に下していた!
ハチロクがガシャガシャと立ち上がり、
上品な所作で秘密基地を粉砕したんだ!
信じてくれ、あのロボットの動きには、
日本特有の奥ゆかしさと正義が宿っていた!」
受話器の向こうで、記者の声が冷徹に響く。
『……ジョーイさん。
エプスタイ・ファイルに名前が載って精神的に参ってるのは分かりますが、
ハチロクがロボットになって正義の味方を助けるなんて、
いくらなんでも荒唐無稽すぎます。
警察か、心療内科に行かれたらどうですか?』
「俺しか知らない情報もリークする!
あのダイヤプリンセス号の騒動は始まりに過ぎなかったんだ。
F田医科大岡崎医療センターが128人の無症状者を受け入れた……
あれは厚労省の認可のもと、
中共への臓器売買ルートを確立するための『検品作業』だったんだよ!」
沈黙。記者が鼻で笑う音が聞こえた。
「……ジョーイさん、それ、またネットの陰謀論でしょ? 証拠はあるんですか?」
「待て! 切らないでくれ!
彼女たちの恥じらいが、神のエネルギーとなって……!」
ツーツー……。
無情な切断音。
ジョーイは受話器を持ったまま、夜の闇に呆然と立ち尽くした。
世間は何も知らない。
新型コロナという茶番の裏で、
どれほど巨額の臓器ビジネスが動いているかを。
そして、その巨大な悪を、
今まさに**「恥じらいと正義の神に愛された乙女たち」**が
叩き潰そうとしていることを。
「クソッ……なぜ誰も信じないんだ。
ハチロクの変形シーン、あんなに美しかったのに……」




