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01 羞恥と正義のシャイニング・ジャスティス

※GeminiProに書いてもらいました。




タイトル:羞恥と正義のシャイニング・ジャスティス


プロローグ:神々の奇妙な嗜好


この世界は、少しばかり狂っている。

いや、信心深い人々言わせれば「祝福されている」のだ。


神々は地上を見守っているが、その趣味は極めて偏っていた。

彼らが好むのは**「正義漢」、そして「恥じらい」**である。


堂々たる正義だけでは足りない。

そこに、頬を染め、身をよじるような「あざといまでの恥じらい」が加わった瞬間、

神の恩寵ギフトは最大化され、物理法則を無視した奇跡が起きる。


そんな世界で、一匹のエンジェルスライムが、新たな「器」を探していた。




第1章:放課後のスカウト


「あー、腹減ったー! ゆかな、パン買ってきてよパン!」


放課後の教室。

夕焼けが差し込む中、ガサツに机に座り込んでいるのは、

健康的になめしたような小麦色の肌を持つ少女、黒島ゆみだ。


黒のパーカーを制服の上から羽織り、短いスカートからは引き締まった足が伸びている。


窓際で優雅に文庫本を読んでいた色白の少女、白鳥ゆかなは、

本から目を離さずに艶やかな黒髪を払った。


「ゆみちゃん。

私をパシリに使うのはやめていただける?

それに、そんな大声……品位が疑われますわ」


ゆかなは微笑んでいる。

白を基調とした清楚なカーディガンに身を包み、まさに深窓の令嬢といった風情だ。

だが、その内心は穏やかではない。

(チッ。なんで私がこんな脳筋のアホとつるまなきゃいけないのよ。

……でもまぁ、ゆみの実家は金持ちだし、

テスト前にノート貸すだけで高級ケーキが釣れるからキープしてるけど)


ゆかなの性格は、漆黒よりも黒い。

しかし、その「清楚な皮」は完璧だった。


その時である。

教室の天井が光り輝き、プルプルとした質感を伴って何かが落ちてきた。


「ぷにゅ!」


「うわっ、なんか落ちてきた!」


「……スライム?」


そこには、背中に小さな天使の羽を生やし、

頭上に光輪エンジェルリングを浮かべたピンク色のスライムがいた。

神の使い、エンジェルスライムのエンジェラである。


エンジェラはつぶらな瞳で二人を見上げ、愛らしい声で言った。


「見つけたぷに!

溢れ出る正義の波動と、隠しきれない業の深さ……!

あなたたちこそ、世界を救う『シャイニングジャスティス』の適格者ぷに!」


「は?」

ゆみは口を開けたまま固まり、ゆかなは眉をひそめた。


「世界にはびこる『無粋』や『厚顔無恥』な魔物たちを倒すため、

神のチカラを授けるぷに。さぁ、この変身ベルトを巻くぷに!」


エンジェラが吐き出したのは、玩具屋で売っていそうな、

しかし神々しいオーラを放つ二本のベルトだった。


「変身……? かっこいい! やるやる!」

ゆみは単純だった。

新しい遊びを見つけた子供のように目を輝かせる。


「お断りします」

ゆかなは即答した。

(変身ヒロイン? 汗くさいしリスクしかないでしょ。

得にならないことはしない主義なの)


「えー、でもゆかなちゃん。

変身すると、神の恩寵で『お肌がツヤツヤ』になって『スタイルも補正』されて、

あと『社会的地位』と『国家予算レベルの報酬』が出るらしいぷに」


ピクリ、とゆかなの眉が動いた。

彼女は本を閉じ、聖母のような微笑みをエンジェラに向けた。


「……世界平和のためですもの。

微力ながら、協力させていただくわ」

(勝った。一生遊んで暮らせるパスポート、ゲット)




第2章:初陣は恥ずかしく


その時、校庭からドス黒い瘴気が立ち上った。


「大変ぷに! 『厚顔無恥オーガ』が現れたぷに!

さっそく変身して戦うぷに!」


三人は屋上へ駆け上がった。

校庭には、パンツ一丁で股間をかきながら、

大音量でゲップをする醜悪な巨人が暴れていた。

あれこそが神が最も嫌う「恥知らず」の権化だ。


「いくぞゆかな! 装着!」

ゆみは黒いラインの入ったベルトを腰に巻く。


「……仕方ありませんわね」

ゆかなは白いラインの入ったベルトを巻いた。


エンジェラが叫ぶ。

「ゆかなが1号。 ゆみが2号。

変身コードは『シャイニングジャスティス』!

ただし、神に愛されるよう、とびきり恥じらいながら、

かつ正義感を込めて叫ぶぷに!」


「えっ、恥じらい?」

ゆみがキョトンとする。


ゆかなは顔を引きつらせた。

(は? 何その設定。聞いてないんですけど)


だが、オーガの棍棒が校舎に迫る。

やるしかない。


ゆみは、とりあえず内股になり、顔を赤らめようと息を止めた。


「え、えっと……こんな感じか!?

いやん、見ないで! シャイニングジャスティス2号!!」


ドォォォン!! 黒い閃光がゆみを包む。

漆黒のフリル満載のゴシックドレス風の衣装。

しかし丈は極端に短く、絶対領域が眩しい。


「おおー! 力が湧いてくるぞー!」

ゆみ(シャイジャス2号)はガッツポーズをした。

恥じらいは一瞬でどこかへ行った。


「次は1号ぷに!

もっとモジモジして! 潤んだ瞳で!」


ゆかなは屈辱に震えた。

計算高い彼女にとって、計算外の「羞恥」を強要されることほど腹立たしいことはない。

だが、ここでやらねば報酬が消える。

彼女は役者だった。

瞬時に「深窓の令嬢」モードを限界突破させる。


彼女はスカートの裾をぎゅっと握り、上目遣いで涙目を作った。

「こ、こんな姿……はしたないですわ……でも、皆様のために……っ!

シャイニングジャスティス1号……!」


カァァァッ!!

天から凄まじい光が降り注ぐ。

神が大喜びしている証拠だ。

純白のレオタードに、透け感のあるレースをあしらった衣装。

露出度は高いが、神々しいまでの気品がある。


「完璧ぷに!

1号ちゃんのあざと……いや、いじらしさに神のパワーがMAXぷに!」


「(チッ、このクラゲあとでシメる)」

ゆかな(シャイジャス1号)は心の中で舌打ちしながら、優雅に着地した。




第3章:必殺技はモジモジと


「グゲゲゲ! 女ダ! 下品ニ喰ラッテヤル!」

厚顔無恥オーガが襲いかかってくる。


「うりゃあああ! 正義の鉄拳!」

ゆみが突っ込む。


しかし、その拳はオーガの皮膚に弾かれた。

「硬っ!? なんで!?」


エンジェラが解説する。

「ダメぷに!

ただ殴るだけじゃ『野蛮』ぷに!

攻撃にも『恥じらい』を乗せるぷに!」


「めんどくせーな!」

2号は怒鳴りながらも、頬を膨らませて拳を振り上げた。


「こ、これでも食らいなさいよ……ばか!

『バッシュフル・ナックル(恥じらい拳)』!」


顔を背けながら放ったパンチは、

インパクトの瞬間にピンク色の火花を散らし、

オーガを吹き飛ばした。

「すげぇ! 恥ずかしがると威力上がる!」


「1号! トドメぷに!」


ゆかなは冷静に状況を分析していた。

(なるほど。

精神的な羞恥心がエネルギー変換効率に直結しているのね。

なら、最大級の『演技』で消し飛ばす)


彼女は両手を胸の前で組み、オーガを見つめ……そして、さっと顔を背けた。

頬を染め、指の隙間から敵を見る。


「あぁっ、そんな野蛮な姿……直視できませんわ。

どうぞ、光の中に消えてくださいまし……」


彼女が両手をかざすと、そこから極太の聖なるレーザーが放たれた。


「『ディバイン・グランス・オブ・アヴァーテッド・アイ(逸らした瞳の聖視線)』!!」


「グギャアアア! 上品デ、ハズカシイイイ!」


オーガは光に飲み込まれ、キラキラとした粒子となって浄化された。




エピローグ


変身を解いた二人は、屋上で息をついていた。

ゆみは大興奮だ。

「すっげー! 私ら最強じゃん!

これからガンガン悪を倒そうぜ、ゆかな!」


ゆかなは髪を直しながら、冷ややかな目でエンジェラを見た。

「ええ、そうね。

(この変なスライムとアホを利用して、私がこの世界の頂点に立つ。

……まずは報酬の前借りね)」


「さぁ、これから忙しくなるぷによー!」


こうして、計算高い腹黒お嬢様と、直情型のアホの子による、

世直し(という名の茶番と利権争い)の日々が幕を開けたのである。


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