21.空の湖②
「…ふぁ。」
「レイヴィアお嬢様、眠たそうですが大丈夫ですか?今日は歩きますが、途中で仮眠をとられますか?」
「ううん、大丈夫!」
イリアは私を寝るのが大好きとみているらしい。…間違ってはいないけど。
枕と布団が気持ちよすぎるからな、とか私が思っていると、控えめなノックが聞こえた。
入室を許可すると、アヴィが入って来た。
「アヴィ、おはよう。」
「おはようございます、レイヴィアお嬢様。眠たそうですが、仮眠をとられますか?今日は疲れると思いますよ。」
…アヴィからも似たことを言われた。私ってどう見られているの…?
「ううん、大丈夫…。」
「そうですか。…レイヴィアお嬢様、ソフィーユお嬢様がいらしております。」
「ソフィ!!」
もちろんソフィを部屋に入らせた。…ていうかソフィ、もう準備終わったんだ。…姉として早起き頑張ろう。
「お姉さま、ごきげんよう!」
「ソフィ、おはよう!」
「お姉さまお綺麗ですわ…。」
「ありがと、ソフィ。ソフィも可愛いよ~。」
「ありがとうございます、お姉さま!…あ、イリア。この髪飾り、お姉さまに似合うと思うのですけど…。」
「確かにそうですね…。なら、髪形をこうして…。」
「もう少し上にしてはどう?」
ソフィとイリアが私の髪をいじって何やら話している…。アヴィに視線をちらりと送ると、終わるまで待ってくださいとでも言いたげな視線で返された。…鏡台の装飾に嵌められた綺麗な石の数でも数えて大人しく待ってます。
「――完璧ですわ…!」
「最高の出来です…!」
イリアとソフィが満足している頃には、私は綺麗な石の数を数え終わり、カーテンに縫い付けられた小さな飾りまで数え終わりそうになっていた。
でも、鏡にうつる私の髪は、藍色の髪という点を除けば綺麗に仕上がっていたので、私はソフィとイリアの努力の結晶を崩さないよう細心の注意を払おう…。
そしてそんなこんなで朝食を食べ、玄関に出て。
「レヴィ、ソフィ―ユ嬢、それでは行きましょうか。」
先に待っていた、やけにキラキラして見えるフィルスとルイシス様と共に、私たちは馬車に乗り込むのだった。
…さぁ、レッツ観光~!
――ちなみに、私とソフィーユのドレスは空色とレモン色の色違いだと、ルイシス様に指摘されて初めて判明した。(ソフィ―ユが目を泳がせたのはまた別のお話…。)
ブクマなどなど、ありがとうございます(*- -)
本編久々(?)の更新です…! 次回、十九話の内容再度浮上します!(これは絶対!!)
どうぞよろしくお願いいたします(*_ _)




