表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/37

⒙町歩き(という名のデートらしい)④

今日は二月二十日。最後に更新したのは二月十八日。


あれれ?


――二日空いてしまいました…。


「お父様と、色々あって喧嘩してしまって――」

そう、色々あって…。――自分の語彙力のなさに落ち込む…。


「…僕のせいです。僕を雇うか雇わないかで、揉めてしまったのです」

「ア、アヴィのせいじゃないよ⁉最後は…えっと、とにかくアヴィは悪くないのです!」

「――折角解雇にする口実が出来たと思ったのですけれど…」

解雇って…。さらりと恐ろしいことを呟いていますわ…。


「…まぁとにかく、レヴィはシャルラム公爵閣下とどうしたいのですか?」

「…」

どうしたい…?――仲の良い親子になりたい…わけではないと思うし。



――とりあえず…寒い。


「――ックシュ」

…気付いた時にはもう遅し。――王太子殿下の目の前でクシャミしたから不敬罪になったらどうしよう…!


「…王太子殿下、レイヴィアお嬢様を暖かいところへ移しても?」

「もちろんです」

…不敬罪には今のところならないみたい。良かった…。


結局、話は中断されて、暖かい場所に移動したのだった。



――そして、着いたところで、被されていたルイシス様の上着をアヴィにはがされた。一日中頭に何か被っていたからか、何も被っていない頭に違和感を感じてしまう…。


◇◇◇

「それでは、23番の服と56番の服を…それから25番も。それから――」


…アラ?ナニガドウシテコウナッタノカシラ?


着いて、中が何かも知らずに入るまでは良かったはず…。


「は、はいぃ~!」

お店の人は嬉しそうにしているが…。うぅ。こんなに服を着れる自身がないのですが…。


「――今月は売り上げ最高になるかもね~」

「――最近は皆新しいブティックに寄っちゃうからね…」


お店の人のヒソヒソ声からするに、ここはあまり儲かってないらしい。

貴族のブティックが建ち並んでいる建物街の一番端っこにあるからなぁ…。


…だけど、ここのドレスは他のより品があって、他とは違う感じで綺麗だし…。


「――レイヴィアお嬢様。温かい紅茶はいかがですか?」

「それじゃあ、お言葉に甘えて…」

「砂糖はいつも通りの量で?」

「うん」


砂糖いっぱいの紅茶が今は好き…。前世は苦いの好きだったんだけど。


この体(レイヴィア)になってから、味覚が変わっちゃったのかな?


「――それと16番も。あと…」

「お、お客様。大変な金額になっておりますが…!」

「何円で?」

「――――――円です」

…金額にモザイクかけまーす。聞こえませんでしたー。聞き間違いですよねー。確かめる勇気もないので、金額は迷宮入りにさせまーす。


「払えるので大丈夫です」

そう言えるルイシス様が恐ろしい…!やっぱり、王族はいつでもどこでも王族…。


恐ろしや恐ろしや、なんて思っていません…。


◇◇◇


「――ルイシス様。ドレスをあんなにくれてありがとうございます…」

一日一日ドレス変えても、あの量を全て着ることは難しいと思うのですけれども…。


「いえ。自分の婚約者に贈り物をすることは何もおかしなことではないですよ?」

「あげすぎです…」

「ではこれからは、一日に分けて送ることにしますね」

「そ、そういうことでは…」

毎日送られ続けたら、部屋がパンクしそう…。



…そういえば、プレゼント渡しそびれてた。

「――ルイシス様、これ、プレゼントです」

「開けても?」

「もちろんです」

ルイシス様が、黒のリボンをといて、箱の中からプレゼントを取り出した。


「…カフスボタン、ですか?」

「はい。…これ、見方によっては色々な濃さの青になるんです」


濃い青だったり、淡い青だったり、澄んだ青だったり。


なんでも、そういう石が使われているらしい。銀色の石で縁取られているから、高級感が出てるのよね…。


「――レヴィ、ありがとうございます」


ルイシス様の頬が赤らんでいたのは、気のせいだろう。



その後、アヴィに深緑の石がハマった懐中時計を、イリアには繊細な刺繍がされた、小さな飾りが縫い付けられている髪ひもをあげた。


皆喜んでくれました!



~ルイシスの自室にて~

「レヴィは分かっていていったのでしょうか…」

しかし、ルイシスはすぐ、それはないと考え直した。…あの、他の令嬢とは一味違う婚約者が、意味を知っているわけもないのだから。


…ユリシス王国では、カフスボタンは『心から愛している』意味を持ち、恋人か家族に向けて贈るものであり、自らの容姿の色が入った贈り物は、『あなたに私を捧げる』という意味になってしまうのだ。


レイヴィアの藍色にもなるカフスボタン。


相手は無自覚で贈ったと分かっていても、ルイシスは顔が緩んでしまうのだった。


*―*―*―*―*―*

ブクマなどなど、ありがとうございます(*- -)


花粉症と戦いつつ、更新頑張ります( `ー´)


最近多忙になってきましたので、更新が遅れてしまうかもです。今週過ぎたらゆったりシーズン突入しますので、毎日更新チャレンジしてみます!(←出来るかな…)せめて一日開け更新出来るよう頑張ります…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ