最終日 返事
八月二十八日
さて先ぱい
昨日の返事、もらいましょうかね
かおをそらさない!
言われた通りちゃんと一日待ったんですよ
わかってる!
言うよ、返事
小鳥遊が勇気を出してくれたんだし
約束通り、勇気を出すよ
まず、お前の気持ちについてだが
お前がそう言ってくれるのはすごく嬉しい
こんな俺にも好いてくれる人がいるってわかったんだからな
それで、勇気を出したこともすごいことだと思う
俺には全然できないことだ
全くお前には敵わないと思わされるばかりだよ
それでさ
だから
こんなに弱い俺だけど
きっとお前に苦労を強いるだろうけど
お前のことがずっと好きだった
よかったら、付き合ってくれないか?
ええ、勿論ですとも!
元気な文にあわない泣き顔だな
そっちも顔真っ赤ですよ
それじゃあ、もう一つの答えも聞きましょうか
進路について、だろ
それも必死に考えたけどさ
正直、お前と付き合うなら一個しかない
勇気を出すよ
俺、大学行く
ちょっとくらいの障害なんてなんとかなるさ
お前がついてるんだから
先輩かっこいいです!
ありがとさん
やっぱり先ぱいはそうでなきゃ
いやいや、そんなこ
あれ? 今声出しませんでした?
ちょっと、たかだかキスひとつですよ
フリーズしないでください
いやするだろ!
すごいドキドキしたわ!
そりゃ私もですよ
お前は覚悟する時間あっただろ!
俺なしじゃん!
そりゃ変な声も出るわ!
声出てよかったですねぇ
いや今は出ねえし
もともと一人の時は話せたんだよ
びっくりしただけだろ
キスすれば声が出る!?
その発想やめて?
俺死んじゃう
寿命くらい犠牲にしましょうよ
なんてこと言ってんだよ
恋人の命軽視しすぎだろ!
まあ、次の機会にしましょうかね
何度だって声を出させてあげますよ
まじでいつか覚えてろよ
同じセリフをそっくりそのまま返してやんよ
その日を楽しみにしてますよ
ああ、隣で見とけや
まずは何してもらおっかな〜
お前に言われたことやっても意味ないだろが
センパイじゃ私を超えられませんよ
その言葉、おぼえとけよ?
勿論です♪
二人のノートはここでおしまい。でも物語はもう少しだけ続く———




