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訓練1

俺はマナたちと別れたあと俺はマールスさんと一緒に外に訓練をしに行った。


「よし、田上お前何か武術をやったりしたことはあるか?」


「いや、特になにもないです。」


「なら、何か使いたい武器や戦法などはあるか?特にないなら俺が勝手にきめるが。」


「はい、特に希望もないのでよろしくお願いします。」


「そうか、あとお前転移してきたっていってたが名前的にやっぱり日本人か?」


「あれ?日本のこと知っているんですか?」


「そりゃあこの世界に転移してくる異世界人はほとんどが日本人だからな、大抵は召喚〝しょうかん〟されて来るやつばっかりだが、災害とかで歪〝ひず〟みが出来たりした時にまれに転移してくるやつもいる。」


確かに日本は災害が多いからな、それにしても俺、異世界人だなんて言ったっけ?


「俺異世界から転移してきただなんて言いましたっけ?」


「っ!それはマナ様から聞いたんだよ!お前が異世界からやって来たっていってたって。」


あれ?マナにもそんな言い方で言った記憶はないけど…まっいいか!気のせいだろう。


「俺らみたいな名前のやつこの世界にもいるんですか?」


「ん?あぁいるぞ。強すぎて国まで作った日本人がな、日本の伝統をその国に組み込んだんだ。だからお前らの国にあったものはほとんどあると思う。」


へぇーそれは良かった名前で目立ってしまうということは無さそうだな。


「話がそれたな。それじゃあ訓練をはじめるか!まずお前がやるのは筋力作りからだ。マナ様から聞いた話じゃ体力はあるみたいだしな!」


体力があるみたいだと?!あるわけがないじゃないかマナの軽くながした程度に追いつけもしなかったのに!


「あの~すいませんが体力も俺にはないと思うんですが」


「ん?どうしてだ?」


「今日来るときマナについて来てたんですけど、その時に全然追いつけなかったんですよ。」


「あぁ、それなら大丈夫だ。あと人の軽くなら人間の普通を余裕で越える。」


あっ、やっぱりそうなんだ。


良かったあれがこの世界の平均じゃなくって。


「それにお前には対応力の天授〝ギフト〟があるからな!」


「?対応力の天授ってそんなにいいものだったんですか。」


「そりゃあそうだろ!ほとんどのことだったら数回やっただけでその動きを真似たり考えが読めたりするからな、簡単なものだと一回で対応できたりする。」


へーすごいな対応力っていまいち地味だけど。


「だからお前は素振りとか形とかはあまり訓練しなくていいんだ。その分自分の体力や筋力を鍛えたほうがいい。

お前は筋力を鍛えれば動くときにもっといい動きができるようになるはずだ。いい動きはその分負担がでかいからな」


なるほど、だから最初に筋トレなのか。


「それで、今から俺は何をすればいいんですか?」


「あぁ、ちょっと待っていろ。」


そう言ってマールスさんは近くにある倉庫のような場所に入って行った。


そうして数分後マールスさんがなにやら腕輪のようなものを持ってきた。なんだか汚れててそうだな……。


「大丈夫だ。汚れない素材で出来ている。」


「‥‥‥」


「‥‥‥」


考えを読まれていたようだ。


「とにかくそいつをはめてみろ!」


そう言われてはめてみると俺の体は……首から下まで全部埋まってしまった。


「グハッッッ!!」


「おぉ悪い設定を間違っていたようだ。この腕輪は使用者の負荷を多くする機械なんだ。

一応自分の体重の百倍までは出来るようになっている。間違っても使い方を間違うなよ。ペチャンコになるからな!」


いや、渡された瞬間から設定を間違えていた人には言われたくないんだが…。


それにしても危なかったもしも百倍のままで渡されていなのなら今頃俺はお陀仏だ。


「表面についている石に触れながら念じるとその重さになる。やってみろ。」


ならためしに二倍位になるようにしてみよう。


「グハッッッ!!」


「お前‥急に体全体に自分の体重の二倍の重さがかかって動けるとおもうか?徐々にあげていけ徐々に。それとこれからはそれをつけてから生活していってもらうからな、動ける位にしておけ。」


くそ、そう言われればそうだ。


考えが甘かった。少しずつ上げていこう。


「よし!このくらいかな」


「おっ!やっと終わったか。」


「はい、これで大丈夫です。」


「なら今日はここまでにしておこう。その腕輪はずっと外すなよ!お疲れ!」


「ありがとうございました。」


明日からはこれを着けたまま訓練か~しんどそうだな……






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