住人との初対面
マナが、いなくなって数時間、俺は部屋にあった部屋でうとうとしていた。
「ファ~、そろそろ眠たくなってきたな、まだそんなに遅くないはずなのにな、やっぱり今日の超過酷な移動がこらえたかな?」
そうぼやいていると階段から誰かが登ってくる音が聞こえた。
「うん?マナが登ってきたのかな?そろそろ説明が終わったのかな?」
そうするとドアが叩かれた。
コンコンコン
「入ってどーぞ。」
そうすると、入って来たのは小学生位の身長の髪の毛も目の色も薄い緑色のまだ幼さがかなり残っている男の子だった。
「おっじゃまっしまーす!!」
そうして俺の部屋に入ってきて!てくてくてくと俺の前まで歩いてきた。
「微笑ましいな~~。」
「えっ?なんですか?」
「いやいや何でもないよ!ところで何のようかな?」
「あっそうだ!マナ様が田上君を呼んできてっていってから呼びにきたんだ!」
「そうなんだ、ありがとうね、なら案内してくれるかな?」
「わかりました!」
ものすごくおこずかいをあげたくなるなこの子、でも残念なことに俺の所持金は0である。
日本円なら少しはあるけど…。
それにしても、さっきこの子、マナ様ってよんでたよな?
どういうことなんだろう、もしかしてマナってこの家じゃ結構偉いやつなのかな?
それとも小さい子に様付けさせてる変態なのかな?
あとで聞いて確かめないとな、もしそうだとしたらマナとはいっとき距離をおこう。
居候だけど……
「…?どうしました?早くいかないと叱られてしまいますよ?」
「あぁごめんごめん、早くいこっか!」
考えるのは後にしよう、そう区切りをつけておれはこの子のうしろを着いていった…。
そういえばこの子の名前聞いてない、あとで聞いておこう。
案内されて着いたのは一階の真ん中ら辺にある部屋だった。
ここがご飯を食べるところらしい。
そこには、無駄なくらいおおきいテーブルが置かれていた。
まるでお金持ちの家のようだ。
たぶんそうだと思うけど。
「やー、待ってたよ!」
そこにはマナが座っていた。
そして、その回りには三人の人が座っていた。
一人目は20代くらいのとても若い女性だった、髪はとても長くて色はオレンジ色、目も大きくてまつげも長くとてもスタイルのいい女性だ。
二人目は、すごくがたいの良い男性だった、身長も高く引き締まった体でいかにも武道家の様な人だった。
そして最後そこには少し細身で銀色の髪の毛をした高身長のモデルのような男だった。
「それじゃ僕の家族を紹介するね!」