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第14話

ルーの手を握りながら騎士団のテントに向かう。団長以外の指揮官クラスの騎士が4人移動準備をしているのが見えた。声をかけると昨日のこと等気にせずに返事を返してくれた、みんなあの場にいたのに。


「司殿、その子供はどうされたのですか」

「森の中で保護しました。服も着せられず、コボルトに囲まれていたので捨て子だと思います」

「なんと!しかし近辺の村の産まれではなさそうですな。」


そうこの辺の、というかこの国の人の髪は黒から茶くらいの色で少し離れた国には金髪の人もいるのは聞いていたが銀髪はいない。髪色を見て判断したのだろう、まぁ完全な人でもないんだが。

この人、副団長なんだよねこれでも。

なんか色々残念感があるとは思ってたんだけどあまりにジロジロとルーを見るもんだから怖がって俺後ろに隠れるようにしてますよ。副団長がロリコンだったらどうしよう


「さすがに男しかいない環境に置いておけないので、ここで訓練を切り上げて王都に戻ろうかと思っていまして」

「なるほど、では同行しましょう。私も今回のオーク騒動の報告に行かねばならなかったので」


俺が狩ったんだけどね、そのオーク共。これで特に気にせず馬をゲットだぜ!

と思ったんだけど、何やら食料とかの補充もするとかで馬車で行くらしく俺とルーは荷台に乗り込むことになった。

精霊のみんなは基本俺の指先にいるみたいで、いる時は爪が光って見える。

メタルゴーレムだけは持ち帰らないとまずいな、というかメタルゴーレムだけは持って帰りたいと思ったんだが、精霊のみんなからもっといいのが作れるから魔鉱石を大量に準備してくれと言われ今回は核にしていた魔鉱石だけ回収した。でもリアのウッドゴーレム用装備はなぜか馬車に積まれていた。


馬車に揺られること2日、行きよりも早く王都に到着した。

寄り道せずそのまま王宮へ向かってしまった為、ルーの服なんかが用意出来ていない、さすがにこの格好で城内には入れないよなと思っていたら、門を抜けたところで見知ったメイドが目に入ったので馬車を止めてもらった、カチュアさんだ。

馬車を下りてカチュアさんにルーの事を相談しながら城内へ入ることになった。


で、まず何をしたかというとお風呂に放り込まれました。遠征帰りで汗臭いとか埃まみれとか、いろいろあるんでしょうがね。

向こうでも一応お風呂に入ったりはしてたんだけどね、マジで魔術の無駄遣いでした。


「ふうぃぃぃ~」


特に何もなく湯船に浸かると声が出てしまう、広めの浴場でゆったり旅の疲れを落としていると誰かが入ってきた。

ルーとカチュアさんだ。カチュアさんはタオルを巻いただけの姿でルーなんか何も巻いてません、子供だから許されるのかとか思ったけど俺がまだここにいることに気付いてないようだ。

でもね「貴女が汗を流してきて下さい、さすがに今のままで姫様に合わせるわけにはいかない」って言ったんだよ


「司」

「えっ?」


俺にようやく気付いたみたいだ、カチュアさんは顔を真っ赤にして今にも叫びそうだな、うん、叫ばれるな


「カチュア、司も一緒?」

「ルーちゃん、まず髪から綺麗にしようか」


ルーよナイスなフォローだ、カチュアさんは我に返ったのかルーに何か声をかけ頭から洗い出した。

いやもう、ラッキースケベなイベントとか期待してないからね。

こちらに背を向けている間に退散である、戦略撤退ってことにしておこうぜ俺!!


後でなんか言われそうだな、てか服とか置いてあったはずなんだけどな

カチュアさん服を着ている時は気が付かなかったけど、スタイルいいんだな。

ラッキースケベはまだ早い、文才の無さが。


誤字脱字ご容赦下さい。

ブックマークありがとうございます。

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