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第13話

言葉はいらなかった!!

こいつというかこの子念話が出来るらしい。

種族の壁を越えた会話をすることになると想像の斜め上だわ、やっぱ異世界なんだね。

国の名前すらまともに覚えてないけど。

で話を聞いたところ、コボルトは種族間の仲間意識が凄く強いらしくどちらかというと犬に近い感じの群れを好むらしいのだが、この子は先祖返りというべきなのか満月の夜にしか獣人の姿にはなれず普段は人か獣かの姿しかとれないと言う。

で、この子はずっと獣姿だったらしく、今日忌子として処分されるところだったらしい。

この子の母親は少し先に群れを放逐され森に追いやられたとか、その後すぐオークの襲来があったそうだ。

待て、待て、もしかしてあのオークの苗床にされたコボルトは・・・・この子の母親?

一応、話だけはしておくことにした。


「ありがとう、お母さんを救ってくれて」


と言われてしまったら、もう何にも言えない。


『つかっちゃん、あのコボさんの牙ってすぐ取り出せる?』


サラから言われて気が付いた。

形見か、そうだよな必要だな。換金用のアイテムの中からあの場で取ったものだけを取り出しコボルトの牙を探す。すぐに見つかったのはいいけどこのままってのも芸がない。

そう思ってたらミーデとサラがこの辺にある粘土質な土で簡単な腕輪を速攻で焼いてくれました。サラさんや温度上げ過ぎて表面ガラス化してるよ1300℃以上出しちゃいましたか、しっかりした焼き物が出来上がってます、ねぇ熱くないの?もう冷めてるの?

牙に細い穴をあけ、手元にあった紐と焼き物で簡単なアクセサリーを作って前足に付けてあげようとしたら、人の姿に変身してきました。幼女と言って差し支えない感じです、銀色の髪が特徴的ですね。でもね子供とはいえ真っ裸ってのはイカン!事案になる!急いでまだ着ていない服の中からシャツを出して着せた。長さ的にワンピースみたいな感じだけど履いて無いわけで色々困る


「連れて行って下さい。ここに、いられないので、私は弱い、戦えない」


どうしたものか、一度戻ってアングラ関係に強いリィズさんに相談しようか。人型になると普通に喋れるのね、問題ないじゃん。

王宮内に居候し続けるのもなんだし、街に住む処を探そう。当面のやることが決まったので、森を抜けることにする。


「私、なんて呼べばいい?」

「おっ、自己紹介がまだだったな俺は司だ。お前名前は?」

「ない」

「ないのか」

「ない」

「んじゃ、ルーで」

「ルー?」

「そう、ルー」


ルーガルー、獣人って安直すぎる、確かフランス語だったか?なんとなく気に入ってくれたみたいだから良しとしよう。

さて、街に戻るか。でも徒歩はキツイな来たときは馬だったしルーもいる。タンデムするか、どうすっかな?



更新の度、PV数が増えててビックリです。ありがとうございます。

頑張ります。誤字脱字ご容赦ください

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