第91話
イリスたちは無事に保護されたのだろうか?
2週間分の宿代は払ってあったし、保護の依頼も出してあるからなんとかなるか?と思っていたけどやはり心配なものは心配なのだ。
【テレポート】
でイリス達を置いてきた街に戻って来た
とりあえず宿を探すかしようと思い、まず獣人の子達を置いて行った宿に向かった。
予想外でした、完全に予想外だったよ。何がってイリスが受付に立ってるんだよ
「いらっしゃいませ、今日は・・・・・・お帰りなさい!」
「あ~、ただいま?何してんの?」
「宿のお手伝いです」
「見ればわかるよ。でもね、なんでそんなことしてるの?」
「宿代が足らなくなりそうだったので」
「いやいや、迎えが来たでしょ」
そう間違いなくナナレシオンの軍部が動いたのだ、例のランサイワの騎士達を連行するのも任務に入っている。まだ到着していない?そんな事ってあるか?とにかく今は色々確認しないといけないらしい。この子らの村にもいかないといけないし
「はい、女性の騎士様が来ましたけど。先に盗賊を連れて行くのでもう少しここで待って居て欲しいと言われました。」
人員の不足ってことか?確かに子供がいるって報告をしたから女性騎士が来るのはまぁ良しとしよう。う~ん、一度確認に行くか、いろいろ報告もあるし。っていうかその騎士は宿に金払わなかったのか?
「わかった、それなら全員分俺が払うからおかみさん呼んで来てくれ」
「・・・はい」
なんだい?今の間は?宿の仕事気に入ってたのかな?
呼ばれてきた宿の女性店主ことおかみさんに不足分の宿代と更に4日分の宿代を支払って獣人の子達のお手伝いを断って貰った。物凄く暇だったんだろうな、ただ待つだけって。
どうやら他の子達もお手伝いとかをさせて貰っていたみたいで、お金は貰ってなくてご飯は食べさせてもらったとか。
あの服屋のばぁさんなんかめちゃくちゃ嬉しそうだったな、服も貰ったみたいだし
「イリス、君の住んでいた村に行きたいんだけど」
「あ、え、あ、あの村はもうないんです」
「ない?」
「はい、精霊信仰は異端だって叫びながら凄い人数の人が村にやってきて・・・・」
「あの騎士団の連中か」
「はい」
「そうか」
いかん、地雷だった。
でもってあいつら調整機関の騎士で間違いなさそうだ、ナナレシオンに戻ったら、色々調整して、あの人にまた会わないといけないのか・・丸投げして・・・いや俺じゃなくても良くねぇか?ん、それは外交担当している大臣さんとかにして貰おう。
でこの子らどうする?この街で働き口をっていっても簡単に見つからないし
よしマイリさんのとことうちだな。
全員の希望はきちんと聞いてあげないとダメだけど。
あぁまた外崎のあの視線が来るのか、俺にはご褒美じゃないんだよ。
ギルドの職員にあんなご褒美いつもですか?って聞かれたけど正直ぶっ飛ばそうかと思った。
もうちょっとでこの章も終わります
後は外崎さんからジト目して貰って・・・作者にもご褒美ではありません
お読み頂き有難うございます。
もうちょっと面白いの書け等ありましたら評価のほどお願いします。
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