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リーゴニビアの町

リーゴニビアの町に着いた綾太たちは疲れを癒すために宿をとり一夜を過ごし、朝を迎えた。

そして現在リーゴニビアの町のギルドに来ていた。

「中も広いなぁ。トレノブのギルドの倍以上あるんじゃないか?」

「こんだけ大きいと迷いそうね。」

「ねぇねぇ綾太!食堂行こうよ食堂!」

上から綾太、ノエル、メリアラの順番で言う。ノエルとメリアラは眼を輝かせている。

「ここのギルドは色々とギルド内にあるんですね。」

ティーナは周りを見渡して言う。

依頼受付や酒場、食堂、宿以外にも銭湯や武器屋と防具屋、道具屋がリーゴニビアの町のギルドには備わっている。

「お前ら見ねぇ顔だな。新入りか?」

ギルドの中でキョロキョロとしていると狼の様な男、まさに人狼の様な人が話しかけてきた。

「そんな分けねぇだろ。こんなガキどもが新入りだったら世も末だぜ。そういうことだから帰った帰った。ここら辺はお前らみてぇなガキが来るところじゃねぇぞ。」

人狼の様な男ともう一人いる男は普通の人間の男性の姿をしている。

「いい装備も買えない弱小人狼種と亜人種の分際で生意気よ。」

二人の男の装備を見てステラは冷たい目で言う。

「「あッ!?」」

二人の男はステラの言葉が図星だったのかこめかみに血管を浮かべる。

「随分な良いようじゃねぇかよ嬢ちゃん?」

人狼の方の男がステラに顔を近づけ威嚇をする。

「ここで大人の世界を教えてやってもいいんだぜ?」

亜人種と呼ばれた方の男は剣をちらつかせる。

「・・・。」

ステラは無言で相手を蔑む目で見ている。

「黙ってんじゃねぇぞ!!」

人狼の男が拳をステラの顔面に目がけて放つ。

「ぐはッ!」

ステラはいとも簡単に避け、人狼の男へボディーブローを綺麗に決める。

「このクソガキ!!」

亜人種の方がステラへ剣を振りかぶる。騒ぎを聞いて集まってきたギルドの人の誰かが悲鳴を上げる。

「ぬがッ!!」

剣は振り下ろそうとされようとしたとき亜人種の男の顎に強烈な一撃を入れ、回し蹴りで追い打ちをかけた綾太。

「リーゴニビアのギルドってこんな人たちばっかりなのか?ステラ怪我ない?」

綾太は捨て台詞を言った後にステラの心配をする。

「綾太君が動いてくれるって信じていたわよ。」

ステラは綾太にウィンクをする。先程までの冷たい眼はもう残っていなかった。

「・・・そうか。」

突然のウィンクにドキッとした綾太は短く返事を済ます。

「「むぅー。」」

そんな状況をジト目で見てくるティーナとメリアラ。

「なんかムカつく。」

メリアラはそう言って綾太とステラの間に割り込んだ。

「同感です。」

ティーナは割り込みはしないが、相変わらずジト目である。

こうしてギルド内での騒動は終わるのであった。


そんなこんなでやっと食堂で朝食を済ませた綾太たちは再び馬車の借りれる場所へ来ていた。

「綾太ー。この馬車いいんじゃなーい?」

それぞれ良さそうな馬車を探していると、ノエルから声がかかった。

「どれどれ?・・・・・よしこれにしよう。ステラー!ティーナー!メリー!いい馬車があったぞ。」

ノエルの見つけた馬車を拝見した綾太はこの馬車に決める。

「よし。おじさん、王都まで頼む。」

コインの入った袋を渡し、馬車に乗り込む五人。

「王都グフィーロまでだな。任せろ。」

コインを確認したおじさんは二匹いる馬を走らせる。

グフィーロへ向けて綾太たちは出発した。

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