目標
遅れてすいませんでした!これで何回目になるですかね・・・。
そして次回からこの作品は不定期になります。新しい小説と同時進行になりますのでご了承ください。
「綾太君!よく無事で帰ってきてくれました!!」
エトゥン村に着いた綾太たち一行を待っていてくれたトミノは綾太に駆け寄った。
「ただいまトミノさん。長老たちはどこに?」
「奥で戦闘の後始末をしてます。こちらに魔王軍幹部が攻めてきましたが、軟弱な者しかいませんでしたよ。」
「軟弱って・・・。」
かつてディルですら倒すのに苦戦したのにそれを軟弱と呼ぶ自分の師匠に若干引く綾太であった。
「それはそうと綾太君たちも疲れたでしょう。報告は明日でいいので今日はもう休んでください。」
そう言われた綾太一行はノエルの家に向かうのであった。
翌日の朝、綾太たちは長老の家で今回の戦いについて話すのであった。
「なるほどのぉ。聖剣が破壊されたか・・・。」
「聖剣が壊されると何かまずいんですか?」
綾太が話をする中長老が最も反応したのは聖剣が破壊されたことにだった。
「ふむ。別にまずいわけではないんじゃが、なかなかに面倒くさいことになる。この世にはな絶対悪に対抗する為の剣と盾がある。それが破壊された聖剣と少年の持つ精霊の愛した朽ちぬ盾じゃ。もちろんそれには使い手がおってな、それが勇者なんじゃよ。そして絶対悪に対抗できる聖剣とそれの使い手が無くなったとなると奴がまた出てくるのじゃよ・・・。」
「奴?」
「精霊王。聖剣と精霊の愛した朽ちぬ盾の制作者であり本来の持ち主じゃ。」
「精霊王ですか?」
「そう精霊王じゃ。勇者の奴が聖剣の本来の名前を知ることができなかったことに対しても奴は文句があるはずじゃ。」
何を言っているのか分からず話に付いていけない綾太はとりあえず一回深呼吸をして頭の中を整理した。
「とりあえずここまでで質問がいくつかあります。まず勇者でもない俺が精霊の愛した朽ちぬ盾を扱えたのかということ、そして何故本来の名前を知らないと精霊王が不服なのかということ、最後にそもそも精霊王の目的は何なのかということ。」
「・・・・では一つずつお答えするとしよう。まず少年が精霊の愛した朽ちぬ盾を扱えたことに関しては精霊王以外分らんじゃろう。次に名前についてじゃな。精霊王は自分の作った剣と盾をあえて名前を教えずに世界に散らせたのじゃ。それを見つけ名前を知ることが勇者の任務の一つでもあったからのう。まぁ何より真の名前が分からないことには本来の力を出せぬからというのもあるがな。そして最後の精霊王の目的についてじゃな。残念ながらそれも本人以外は分らん。まともに答えられなくてすまんのう。」
「・・・そうですか、じゃあ精霊王がいつ会えるかわかりますか?」
「どうじゃかな、奴が今回は出てくるかどうかはわからん。今まで奴が出てきたこともあるが大体が自分の住む国に選ばれた勇者を呼んだことが多かったのう。」
「ふむ。まぁどっちにしろ俺には関係ないですね。」
「・・・・・実はそうも言ってられないんじゃ。少年、お主盾の本当の名前知ってるじゃろ?」
「・・・知りません。」
「残念じゃが一番精霊王の国に連れて行かれやすいのは少年じゃ。」
「「「「「・・・・・・・・。」」」」」
長老の言葉に長い沈黙で返す五人。
「じゃあ当面の目標は精霊王から面倒ごとに巻き込まれないことだな。」
綾太は頭を抱えて悩んだ後スッキリした顔で答えるのであった。
そんなこんなで綾太は目標を立てるのであった。




