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綾太たちの日常1

ヒロキ戦から数日が経ち、綾太の傷は完治していた。

そして特に金に困ってるわけでもなく問題があるわけでもない五人はひたすら家で暇を潰していた。

「なぁ。」

綾太がリビングで声をかけると、座ってボーっとしていたメリアラと本を読んでいたステラがこちらを向く。

「メリーとステラって何で魔王軍をあっさり捨てられたんだ?ちなみにメリーは友達だからって理由はなし。」

ビクッとなるメリアラに対してステラは当然であるかごとく語りだした。

「私は旅がしてみたかったって理由もあるけど、本当は私の執事が嫌だったからなの。」

語りだしたステラの顔が少し暗くなる。

「私は生まれたときから魔王だったの。そして生まれたときにはすでに執事はいたわ。そしてその執事はね、私が魔王仕事ができそうな歳になった時に初めて私に仕事をくれたわ。村を潰せってね。」

ステラは手をギュッと握りしめていた。

「当然私は反対したわ。私はそれ以来魔王としての仕事はしたくなった。そんな仕事したくもない、私も旅人のように魔王城に居るばっかりでなく外を見たい、そんなことを望み続けていた。そして何年もたったある日、ちょうど執事が外出している間に貴方たちが来たのよ。その時思ったのこの人たちに付いていけば旅ができるって、だから簡単に魔王軍を裏切れたのよ。」

ステラは一通り話し終えるとホッと息をつく。

「ステラも大変だったんだなぁ。まぁでも今は俺たちがいるからな、旅でも外でもいくらでも連れ出してあげるよ。」

綾太は笑顔をステラに向ける。

ステラは少しきょとんとした顔になると少し笑った。

「フフフ。期待してるわね。」

その笑顔は本当に全てを吹っ切れた顔をしていた。

「むーっ二人だけ盛り上がってズルい。僕の話しも聞いてよー。」

メリアラはぷくっとほっぺたを膨らませる。

「おうおう聞いてやるから怒るなって。」

なでなでできたぜヒャッホー!!外面では冷静な対応をした綾太であったが、内心は踊りたくなるほど喜んでいた。

「僕はねずっと一人だったんだ!!」

笑顔で言うメリアラ以外の二人の空気は暗くなる。

「みんなに怖がられてたけど綾太だけは違ったんだ。僕を怖がらないし、友達にもなってくれた。魔王軍なんて綾太に比べたらゴミ同然だよ!」

本当に嬉しそうに語るメリアラを見て、二人の暗い空気はいつの間にかなくなっていた。

「何やら楽しそうにしてますね。」

座る綾太の膝にティーナが座っていた。

「な!ティーナいつの間に!?」

綾太は膝に感触があったことには気づいていたがメリアラの話しに集中していたためティーナには気づいたいなかった。

「私たちを仲間はずれなんていい度胸じゃないの?」

ノエルが後ろに立っていた。

「何を話していたか教えなさい!」

ノエルの顔はお互いの鼻先がくっ付きそうなぐらい近づいていた。

「わかった!わかったから!顔が近い!」

整った顔のしているノエルの顔が近くにあるため綾太は赤面する。

二人が騒いでるうちにメリアラはステラに聞く。

「僕は綾太たちに会えて良かったよ、魔王様はどう?」

ステラは微笑んだ。

「私もよ。」

綾太たちは今日も平和です。

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