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あーんと修羅場は紙一重

ディルを倒した翌日。綾太は自分の部屋で目覚めるのであった。

「知ってる天井だ。」

綾太一度このネタが言ってみたかったので、テンプレのようなセリフを言う。

「何馬鹿なこと言ってんのよ。」

ベッドの横で椅子に座るノエルは言う。

「なんでノエルが部屋に?」

「綾太が大怪我したから交代で見てたのよ。こっちも怪我人なのにね。」

綾太の質問に皮肉っぽく答える。

「綾太が大怪我したこと知ったら真っ先に看病について話し出したくせにね。」

いつの間にかステラがノエルの横に立ってい居た。

「な!?ちがっ!大怪我してたら誰でも心配するでしょ普通!」

顔を赤くして焦りだすノエル。

「フフ。どうかしらね?それより綾太君。体は平気?」

ノエルにイタズラな笑みを浮かべると、次に綾太の体のついて聞くステラ。

「体中が痛い。」

「それは大変ね。添い寝でもしてあげましょうか?」

妖艶な笑みを浮かべるステラにドキッとする綾太。

「な~んて冗談よ。」

ステラの冗談に少しがっかりする綾太の元へティーナが来た。

「お体の方は大丈夫でしょうか?お粥を作って来たのですが食べますか?」

手に小さな土鍋のような物を持つティーナは綾太へ質問する。

「お腹も空いたし、貰おうかな。」

ディルとの戦闘前以来何も食べていない綾太の腹はすっからかんであった。

「では口を開けてください。あーん。」

「えぇ!?」

突然のシチュエーションに驚く綾太。

「で、でも。」

こんなカップルみたいなことしてもいいのか?っと頭の中で葛藤をしたが、綾太も男なので可愛い子のあーんには負けてしまった。

「あ、あーん。」

「ちょぉぉっと待ったぁぁぁ!!」

お粥を食べようとした瞬間、部屋のドアがバーンと開かれた。

「あーんをするのは友達である僕の役目だ!」

メリアラはティーナが食べさせることに抗議する。

「お粥を作ったのは私なので私が食べさせます。」

ティーナは負けじと反論する。

「じゃあ間をとって私があげちゃおうかしら?」

柄のもなくノエルが二人をからかう。

「「ノエル(さん)は黙ってて(ください)!!」」

二人は揃ってノエルを黙らせる。

「調子に乗りました。ほんとごめんなさい。」

二人の気迫に負けたノエルはすぐさま謝った。

「綾太君あーん。」

「あーん。」

三人が揉めている間にステラがお粥を綾太に食べさせる。

「「ああぁ!!」」

抜け駆けされたことに気付くメリアラとティーナ。

「ズルいですよステラさん!」

「ごめんね。二人の揉め事が長いから抜け駆けしちゃった。」

反省の色の見えぬ謝り方をするステラ。

「むぅ。こうなったら別のお粥を作ってきます。」

なぜその考えになったか分からないが、ティーナは新たなお粥を作ることを決意する。

「なら僕も!」

メリアラもお粥を作ることを決意する。

「俺そんなに食えないと思うんだけど?」

「「綾太(さん)なら平気(です)!」」

お粥対決が始まると同時に、綾太は怪我と胃の心配をすることになったのであった。

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