出会いと能力
どうもまどろん社長です。今日planetarinという映画を見てきました!!もともとkey作品はゲームもアニメも見ていたのですごく楽しみだったので見れて良かったです。
それでは第2話を見ていってください。
「はぁ・・・・・。」
長く重い溜息が森に消えていった。
「いやさ、普通はどっかの国に呼ばれたり、美少女に召喚されたりすると思ったのに・・・。」
深い森で異世界に行きたがっていた青年綾太の哀れな声を遠く聞くものが居た。
「何アレ?一人夜中の森でブツブツと、魔物の類かしら?」
独り言を呟いていたおかげで、警戒されて奇襲をかけられなかったことに綾太は気づいていなかった。
「とりあえず森かられないとなぁ。迷ったら美少女が助けてくれることを祈って前進だ!!」
綾太はもう一つ気づいていないことがあった。
そうそれは、綾太の行く方に綾太に奇襲をかけとうとした少女がいたことに。
「え?あの魔物こっちに来てる!?ど、どうしよう。先手を討つべきよね?」
少女は手元の弓に手をかけた。
一方綾太は歩いている途中にものすごく気がかりなことがあった。
「あの木から見えているのってリボンだよな?ここは出会いのポイントだよな。フフフ、俺にもとうとう出会いが来たか。」
「そこの貴方止まりなさい!」
腰まである金髪と碧眼、そして尖がっている耳とどこか幼さの残る弓を構えた少女が綾太の前に現れた。
「ここは私たちの領域だ!森を荒らすのならここで貴方をここで討ちます!!」
「ハハハ!ヒロインだヒロイン!我が世の春が来たぁぁぁぁぁ!!!!」
「き、奇声!?魔物は森から消えなさい!!」
少女の魔物を消すという強い意志と共に矢は放たれた。
「危ねぇな!いきなり矢撃ってくるなんて親はどういう教育してるんだ!」
「うるさい魔物ですねさっさと消えてください!」
綾太は矢を間一髪避け少女へ文句を言った。
一方少女は矢を弓に再装填し矢に魔法詠唱を始めた。
「我が矢よ光を持ちて矢に力を」
詠唱が終わると矢は輝きだし、綾太に向けられた。
「こいつはただじゃ済まなそうだ・・・。これじゃあヒロイン作る前にデッドエンドになっちまう。」
「貫け!!」
その言葉と共に光る矢は放たれ、綾太は一か八か手を地につけ矢を避けようと屈んだ。
「避けれてくれよ。」
神頼みでもするような声で綾太は呟いた。その時だった。いきなり少女転んだのであった。
「な!?」
驚きの声と共に少女は倒れた。だがそれは転んだことに対する驚きでなく光る矢が、避けようとした綾太の手に当たろうとした瞬間、綾太の手に当たった光る矢は滑るように手を避けていったことにであった。
「「・・・・・・。」」
二人の間に沈黙が生まれた。
そして最初に声を挙げたのは少女であった。
「私の矢を弾くなんて貴方何者?」
「え?お、俺は綾太。南川綾太って名前だ。」
「ミナミカワアヤタ?変な名前ね、魔物の名前なんてそんなものよね。」
「魔物とは失礼な、俺は人間だ。」
「魔物の御託はいいわ。どうせここできえるのだから!!」
そう言って少女は普通の矢を綾太に放った。
「ちょ待てよ!」
某有名アイドルのようなセリフを言いながら綾太は手を前に出した。
そして先ほどのように矢は手に当たると滑るように避けていった。
「また私の矢を・・・。貴方本当に何者よ?答えなさい!」
「さっき返答したのに問答無用で攻撃してきたのはアンタだろうに。」
すると少女は恥ずかしかったのか赤面しながら叫ぶように言った。
「う、うるさいわね!魔物のくせになまいきよ!さっさと答えなさい!!」
「はぁ、さっきも名乗ったけど南川綾太。人間だ。」
「人間?さっき魔物みたいな奇声を挙げてたじゃない。」
奇声を挙げていたの聞かれていたことにギクッとなった綾太はばつが悪そうな顔で答えた。
「確かに奇声のようなものを挙げていたかもしれないが誤解だ。俺は森に遭難した人間だ。」
「遭難?村に連れて行ってあげたいところだけど、魔物かもしれないしどうしようかしら。」
「心配なら縛って行けばいい。まあ俺は暴れたりはしないけどな。」
「そう?とりあえず縛るわ、後ろを向きなさい。」
そう言われて後ろ向いた綾太の腕を縛るのであった。
「村はこっちよ、早く来なさい。」
「はいはい、仰せのままに。」
二人は村へ歩き出すのであった。
まだまだ未熟ですが、ご指摘や評価をお願いします。