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異世界への行き方

こんにちは、まどろん社長です。今回が初投稿なので至らぬ点もあると思いますが、どうぞ見ていってください。

「俺は異世界に行くんだ!」

そんな突拍子もない発言がとある高校のお昼時の屋上で響いた。

「お前が異世界に行きたいって言ってたのは前々から聞いてたけどさ、流石にいきなり叫ばれると俺も驚くぞ。」

突然の叫びに冷静に対応する正史に畳み掛けるように綾太は尋ねた。

「今度こそは本当に行けるかもしれないんだ!お前ももっと関心を持ってくれよ!!」

「はぁ・・・。それを聞くのは何度目になるのやら。」

溜息を吐きながら残念そうにする正史にムッとしながら綾太は弁当を食べ始めた。

綾太こと南川綾太は、一人生活をしながら学校に通う高校1年の青年である。

年は16歳。身長は176と日本人の平均としては高い方である。目つきがやや鋭いが、それ以外は普通な顔立ちをしている。

そしてもう一方の正史こと戸田正史は、綾太の親友でありクラスメイトである。

年は同じく16歳で、身長は184と高身長でさらに厳つい顔をしているため他の生徒からは怖がられている。ちなみに家事全般、スポーツ、勉強は全てにおいてハイスペックである。

「綾太、なんとなく聞くが今回はどうやって異世界に行くんだ?」

戸田がなんとなく聞いてくると、綾太は不敵な笑みを浮かべて答えた。

「今回はそこそこ自信があるぞ、紙に自分で異世界に行く契約書を書いて自分でサインするだけ、今までほど難しくもないのにどこかやりたくなってしまうという不思議なものだ。」

そんな自信満々な綾太に正史が呆れながら答えた。

「不思議って感覚だけが自信なのかよ・・・。もう少しまともな異世界に行ける確証はなっかたのかよ。」

「異世界に行くのにまともな確証なんていらん!」

そんやりとりをしているうちにチャイムがなり二人は教室に戻った。


そしてそんなこんなしている間に授業は終わり、綾太は帰路に着いているのであった。

「今日こそ行ってやるんだ念願の異世界に。」

そんな強い思いと期待と共にボロマンションの部屋を開けるのだった。

「やると決めたら善は急げだ。さっさと契約書を書こう。」

綾太は自分一人しかいない部屋で紙とペンを準備しながら呟いた。

「さて完成だ。早いとこ名前を書くか。」

そして名前を書き終えたのになにも起きなかった。

「今回は確証あったのになー。仕方ない適当にネットサーフィンでもしたら寝るか。」

残念そうな顔をして綾太はPCを起動させるのであった。


夜10時

ネットサーフィンに熱中していた綾太は、晩御飯をコンビニに買いに行った帰りであった。

「さて、飯食ったら寝るか。」

そう呟きつつ玄関を開けた。

だがそこは綾太の部屋ではなかった。

「・・・・・・。ここどこ?」

そして好奇心から綾太は部屋に入った瞬間ドアが消えていった。

あたり一面は森でありそんな中綾太は立っていた。

「俺マジで異世界来たの?」

その問いかけは空しく消えていった。


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