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いやいや、チートとか勘弁してくださいね  (旧題【つじつまあわせはいつかのために】)  作者: 明智 治
第二章  青少年の健全な育成における突出した戦力の有害性とその対処
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二章のまとめ

第二章のあらすじと人物紹介です

読み飛ばして頂いても問題ないです

『 二章のあらすじ 』


 絹川です。誰も呼んでくれないけど、下の名前は小友理(こゆり)です。

 私の目的は問題なく遂行しており、恙無いダラダラ生活を送っていました。そんなときに舞い込んできた、勇者洞窟行くってよの声。私は君子でありたいと思う人間。危うきには近寄らないです。……そう考えていた時期が私にもありました。


 そのままどこぞの洞窟に連れて行かれ、勇者の戦闘を見物です。うわっ、ゅうしゃっょぃ。

 ワンサイドゲームを見物していると、同行していたハインツさんが渋い顔。強すぎるのもダメなんですって。周りが依存しちゃうような強さはダメなんだとか。


 ってなわけで、魔族の本性を出したハインツさんが勇者たちを蹂躙。いじめいくない。でもって勇者についてきてた騎士さんたちにわざと負け、「あれ? コレ、俺たちでもがんばればイケんじゃね」な雰囲気を演出して試合終了。


 事態はひとっつも前に進んでいませんが、コレはコレで良しの日々。

 結論、一番強かったの(俺tueeeなの)は私ってことでファイナルアンサー。




§§§




『 第二章の登場人物 』

●リーゼン伯ハインツ = 魔王ハインツ = 山之辺やまのべ たく 

 魔族であることを隠しつつ政治家やってるオッサン。実は強い

 戦闘について一言:「まだ変身を、2回も俺は残している」


絹川きぬかわ 小友理こゆり

 生きるためのカロリーは少なければ少ないほど良い系ヒロイン。非戦闘員

 戦闘について一言:「殴ってよいのは、殴られる覚悟のあるヤツだけだっ。私は無い」



和泉いずみ 宏彰ひろあき

 やっちゃいましょうか? やっちゃいましょうよ系近距離戦闘勇者

 戦闘について一言:「|サンダークロス スプリットアタック《オレはかませ犬なんかじゃねぇ》!」


百合沢ゆりさわ 美華子みかこ

 冷静になりきれない中距離槍勇者

 戦闘について一言:「落ち着いて、素数を数えるのよ。素数は(以下略」


宇佐美うさみ あずさ

 よくわがんにゃい遠距離戦闘勇者

 戦闘について一言:「アナタのハートをばっきゅん♪」



●ローザリア副魔道士長

 乳


●騎士’s

 「「俺が、俺たちが、近衛騎士(かませ犬)だッ!」」


●蛇みたいな魔物

 爬虫綱有鱗目ヘビ亜目に類似した生物的特長を持つ魔物。

 地球上の生物に当てはめればアナコンダが近い。毒を持たない代わりに、強靭な顎で獲物に噛み付き、太い身体を利用して絞め殺す。

 どちらかというと能動的な狩をする生物ではなく、生態圏に入った獲物を待ち伏せて襲い掛かるタイプ。王都の住人がこの山に入る時、洞窟の辺りには近づかないようにと強く言い聞かせられるのも、この魔物の生態が広く知られているからである。


 しかし、独特の臭みを伴う旨みはそれなりに人気が高く、滋養に良いとされる生き血の評価もあいまって、狩人の中では洞窟の外で見つけたときには率先して狙うべき獲物の1つともされている。

 十分に血抜きをして皮をはぎ、じっくりと弱火で焼く食べ方が一般的。結構旨い。



 ちなみにこの世界における魔物とは、人を襲う生物全般を指す。よって、勇者たちの世界では猛獣の区分に入る熊や狼などの大型獣も魔物と称される。

 そもそもこの世界において「魔」とは災いを表す人族の言葉であり、それが人型の災いであれば「魔族」、動物であれば「魔物」と呼ばれているに過ぎないのである。現在はその呼称が種族問わず人類全体に広がっており、魔物や魔族という呼び方が一般化している。

 であるのにもかかわらず、人族にとって有益である「魔法」にまで魔の文字を当てているというのは、人類言語学上の無視できない矛盾点であるとの声もある。今後の研究が待たれる。

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