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殲滅


人間は自ら子孫を残すことを諦めた。それは極めて能動的な判断だった。

地球規模で進む温暖化、エネルギーの渇干、人口増による食料不足。これらの問題は人の手によって生み出された問題であった。

唯一これらの問題に対抗できうる策は

人間の叡知を凝縮させた科学力であったが、

発展した経済戦争ともいうべき、資本主義社会のなかでは、無に帰した。コストと成果が常に天秤にかけられ、短期間で投下した資本が回収出来ないことがわかると、企業や研究所はたとえ有益な研究であろうとも手を引かざるをえなかった。

2016年、日本では世界に先駆けて一つの法案

が可決された。

それはある一部では熱烈に支持され、ある一部では猛烈に反対された。

日本国自主的殲滅法案、通称日殲滅法案である。

法案の内容は至ってシンプルであった。日本では今後子孫を残さず、向こう115年をめどに人口をゼロにするという内容である。新たに生まれた新生児の男児はパイプカットされ、また女子は妊娠できないように生まれたばかりの状態で子宮を摘出されるという内容だった。

人間の、人間による、人間らしい最期をというスローガンを元にある1人の若者の活動から始まりこの法案は可決された。

地球は人間が汚している、という極めて

左翼的な考えを持った1人の若者は、やがて自分達は自分達の意思で幕を引くべきだという極論に達し、国を動かし、法案を可決させた。

おおよそ100年経てば人間は消え、今地球が抱えている問題はその大半が解決するという考えの元に。。




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