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玄人仕事  作者: 千場 葉
『玄人仕事・アーカイブス』
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『玄人仕事・アーカイブス #10・総括』


 #10 『プロフ・ワークス』


 <2018.10/20 ~ 2019.9/7投稿>


 約一年の休載ののちの最終章。『玄人仕事』最後を締めくくるお話です。

 作者である私ですが、どうしてここまで前章から間が空いてしまったのか実のところよくわかっていません。特別スランプに陥ったということもないのですが、どういうわけだか筆が進みませんでした。

 長く長く待たせてしまったみなさまには、謝罪のしようのないことです。

 

 一年の空白期間のおかげか連載は滞ることなく、しかし全50話というスケールになったため、連載期間の方も一年がかりとなりました。やはりこれくらいの規模のお話となると、週二回ペースには持って行きたいですね。

 次作からの検討課題です。その程度でクオリティが下がるようなら、そこまでの千場だとも思いますので。


 

 ようやくと本腰を入れて、ずっと書きたかった「ステラ編」を描くことができるようになったわけですが、この道は本当に過酷の一言でした。

 なにせこのステラさん、動かすのも動いてもらうのもとにかく難しいんですよ…… 神様であるという一点もそうなのですが、性格的にもつかみどころのないところがあり…… うーん、大幅な休載はこの人のせいだったのかも。

 何せ良一のことを色々見抜いていますし、神様ということで口にする言葉一つ一つにどこか納得できるような、それなりの深みを入れなきゃいけなかったので、一挙手一投足全てが難しかったです。(なぜか鍛冶の神は簡単でした)


 クモが出て来てからは、やはり引っ張っていってくれる存在ですので楽になった印象があったのですが、それでも説明パートなどになると本当に筆が止まりました。

 説明パートはこれまで書いてきた中で一番にやっかいで、この「#10」においての一番の悔いです。もっとうまくまとめる方法はなかったのか、もっと短くできなかったのか…… ついに解決には至りませんでした。今回の苦い経験も、次作に活かそうと思います。


 ところで『玄人仕事』的にも、千場作品的にも珍しい「お姉さんキャラ」であるステラですが、彼女の最終形態はやはり「アンドロイド」っぽいものに落ち着きました。

 初期の女〇転生の影響かもしれませんが、どうしても「神」と言われるとそういうイメージが湧きますね。全てを計算に入れ、全てを計算通りに行う、そしてサイコパス染みた無慈悲な裁きを行えてしまう。

 そうなるとイメージの行き着く先は、やはりそうなってしまうのかもしれません。


 「#10」は『玄人仕事』おいて、ひそかな目標だった「ファンアートをもらう」を最後の最後に完遂できた、記念すべき一章となってくれました。

 陽麻さん、叶えてくださってありがとうございました!



挿絵(By みてみん)



 各部のタイトルは、「神」っぽいものを用いましたが、最後なのでわりと自由にやりました。




 『玄人仕事』


 ここまでのほぼ作者のみが楽しい内容を読んでくださってありがとうございました。

 書かなくてもよい「あとがき」だったのかもしれませんが、人の記憶はまさに伊達が色々な世界を渡って昔のことを忘れていってしまうみたいに、ひどく頼りないものです。


 きっと数年の後には、私自身もこれを書いていた今を忘れてしまっていると思います。ですので、今全てが終わり、憶えているうちにと書き留めておきました。

 この記録はあくまで私の備忘録。でもそれでも、楽しんでいただけたのなら嬉しいです。



 さて、これにて『玄人仕事』は終わりになりますが……

 まだまだ、書き足りない感じも、書いていないことも沢山に残っています。


 アルメルス製のスナイパーライフルや、無制限倉庫など、エピソードのみが残っている十章には入りきらなかったお話。

 「#9」から「#10」の間にあった、描かれずにいる()()の物語や、一人暮らしに至るまでの伊達と家族のお話。


 そして『病気』を持った理由と…… 


 その後の、伊達良一の物語――



 今は一旦筆を置きますが、いつか語れなかったことを、語りに戻ってきたいと思っています。




 それではみなさま、これより先はまた別の物語で会いましょう!


 みなさまもそれまでお元気で!



 新たな扉を、開くためにと――




 これにて、正真正銘『玄人仕事』の最終回となります!

 本編ののち、アーカイブまでをご覧いただきありがとうございました!


 これからも『玄人仕事』をお楽しみいただいたみなさんを楽しませられるような、

 もっと楽しませられるような、そんな作品を創っていきます。


 またみなさんに新たな作品で出会えることを楽しみにしています!


 ありがとうございました!

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