前へ目次 次へ 19/50 No.1219.稲光 テリトリーをおかされ息も絶え絶え ささった棘は食い込んで抜けない 誰にも巣くう悪魔 メキメキと湧き上がる 海の果ても空の果ても とめどない 空虚な大気はしばれ 稲光が咲き誇る パラサイトに寄生され声もかれがれ 千切れた喉は再生すら不能 君にもめぐる愛情 ブツブツと膨れだす 光の端でも闇の端でも 狂おしい 清楚な情熱よ燃えろ 稲光が咲き誇る ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 稲光の中に光る情熱は焦げたままなのかもしれない。