五十四章
めんどう以前の問題だろ!!
人型をとるってことは、見分けがつかない。そんな奴をどうやって……
『ヴルォ゛オォォ゛オォ゛ォォォ゛オ゛ォォ゛』
「「うるさい!!」」
違う世界の住人が話の邪魔をしてきたので、俺とセリニさんで片付けた
余談だが、この時初めて、セリニさんとシンクロした瞬間でもあった
「最近、活発化してきてないか?」
「えっ、そうなんですか?」
俺より長く戦いに身を置いているセリニさんだからこそ、気づけたのかもしれない
「そうね……。他の子達と会う必要があるかもしれないわね……」
「他の子って残りの五人か?」
「そうよ……まぁ、彼らとは明日、明後日にも会えるようにセッティングしておくから」
どうやってする気だ!!?
日本にいる三人は兎も角、インドとカナダだぞ!?
明日、明後日に会えるような距離でもないし、何より何処に集合させるつもりだ!?
そんな疑問を浮かべているにも関わらず、しいなはマイペースにことを進めようとしていた
―――――――――――
「アテナ!!」
「羊煉!!」
セリニさんがアテナを、俺は羊の羊煉をだした
お互いに体力も切れ切れ、特に俺は羊煉を出すだけで精一杯なので、とりあえず、武器化をせずに、彼らダケで戦ってもらった
しいなにいたっては、サクサクと敵を斬り倒していくしで、もうお前一人でやれよってツッコミたいほどだった
「よし、それじゃあ、ここら辺で少し休憩をしま」
「しいな!後ろッ!!」
しいなが話している時、いきなり後ろから違う世界の住人が現れ、その手を槍の様な形にし、しいなの身体を貫いた
赤い、赤い血が辺り一面に飛び散る……
叫びをあげたのは、俺か、それともセリニさんなのか、はたまた両方だったのか、思い出せないほどの出来事だった……




