五十一章
それは、忘れられない出来事の1つでしかなかった
その先にある運命が、いつもいつも、平和であり続ける日常は、あの日を境に消えてしまったと言うのに……
それでも俺はすがらずにはいられなかった
それが、悲劇の開幕の合図になろうとは、まだ誰も知らない……
◇月ф日の日記より……
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「うわぁッ!!」
山々のあちこちに、違う世界の住人達がいた。しかも皆凶暴
だいたいの奴の見た目が昆虫をしているが、何故それが、魚類や哺乳類、鳥類に甲殻類なのかがわからない
とりあえず言えるのは
「(倒さねぇーと死ぬッ!!)」
本能の赴くままに戦った
生きるために
だが、俺が使える十二の力は、まだ上手くコントロールがきかない為、半分、つまり六つの力しか未だに使えなかった
それに、武器化出来るのが更に半分の三体だけだから、セリニさんの迷惑にならないようにやるしかなかった
「くっそッ!!」
「森林破壊は地球に悪いから、あまり伐採したくないんだよなぁ……」
「暢気なこと言わないで下さいよッ!!」
敵の数も多いしで、厄介この上無い
しかも、しいななんて、高見の見物よろしくマジで樹の上で俺らを見てるだけときた
「しいなの、ドアホォォォオオォオォォオォッ!!」
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「しいなの、ドアホォォォオオォオォォオォッ!!」
「……今の声はタカト君?あっ、」
ギャアー ギャアー
「………タカト君が大声出すから烏が逃げた……」




