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三十九章


「ここなら問題ないだろう」


さっきの片言より綺麗な日本語が流れた。多分ギリシャ語で言ったのだろう(←帰り道で言語魔法についてもっと詳しくきいた)


「どうかしたんですか?」


「シイナがいないうちに君に伝えたい事があったんだ」


「えっ!?」


「実は……」


緊迫するようなこの空気。何かとてつもなく重要な事でも話されるのでは、とこちらも身構えた


「英語のテストの成績が悪い生徒には夏休み中に補習をするんだけど、大丈夫か?」


ズデッ


「~って話それだけですか!?」


「お前、最近伸び悩んでるみたいになってるって聞いたから」


「誰にですか!?」


「職員室の教師の雑談で」


なんって下らないことで呼び出しているんですか!!


「後、シイナにはあまり近づくなよ」


「……え」


それって、嫉妬?


「昔から何考えてるかわからないから余計に、アイツには深く関わりを持たない方がいい」


デスヨネ~。少しでも恋愛方面に考えてスンマセン!


「セリニさんは俺以外の契約者に会ったことはありますか?」


「今の契約者達には会ったことがない」


その回答にはビックリした。まぁ、インドやカナダにもいるとなるとお金もかか……嫌々、日本の方が遠いよね!?


「シイナの力だ。契約者同士だと知ることなんてシイナがいなければわからない」

まぁ、たしかにそうかも知れないけどさ。普通に俺たちが会っていたって契約者かどうかなんて……


「何より、シイナがいつまでお前の近くにいるかもわからないからな」


「そうなんですか!?」


「あぁ~そう言えば、もう1つお前の知らないことを言わないとな」


「?」


「シイナは俺が子供の時からいる」


「はぁ、まぁそうでしょうね……」


「あの姿のまま、14年間だぞ?」


「えっ……」




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